ファイターズストリート（ハドソン）

あのストリートファイターシリーズの祖、
「ストリートファイター」の唯一の家庭用移植版なんですが、
ハドソンから出ている上に題もひっくり返っているので、
あまり知られていないのが現実です。
でも、ＰＣエンジン界（実に狭い）では、結構話題の作品でした。

内容は、
２以降、中ボスの一人に成り下がっているサガットがラスボスの２Ｄ格闘ゲームでして、
本作のラストで隆（リュウ）に昇竜拳を喰らって倒され、
その痕が２以降の胸の傷として残っているという設定になっています。

ちなみにボタンを押す長さで強弱が付くシステムでしたけど、
これは圧力で強弱を計っていたアーケード版を上手くアレンジしたなと思います。
・・・他社のベラボーマンもこんなだったような。

ワールドヒーローズ２（ハドソン）

拡張性が売りの一つだったPCエンジンは、
CD-ROMや拡張RAMなどを追加する事で機種としての延命が図られてきました。

で、この作品は、
後期の「アーケードカード」（これも2種あった）という拡張ＲＡＭを使うことで遊べたシリーズの1本でした。
ロード時間は無闇に長かったですが、
スーファミより格段に良い移植の格闘ゲームが遊べるのは魅力でした。
ちなみに、拡張ＲＡＭを付けない状態で起動すると、オマケ画像が見られるサービス精神もありました。
で、このシリーズから2本買うとテレカをサービスというキャンペーンがありまして、
自分も応募したのですが、結局来ませんでした（涙）。
手数料の定額小為替も送ったのに・・・訴えてやる？

あ、ゲーム内容は、古今東西の有名人などが戦うという２Ｄ格闘ゲームの続編でした。
今の価値観から言うと、パクリっぽい部分も多かったですが、
独特で面白い作品でした。
本作から新キャラも追加され、ある意味、ワールドヒーローズのピークと言える作品でした。

改造町人シュビビンマン（メサイヤ）

敵と戦うために改造人間にされてしまった少年と少女が主人公の、
横スクロールアクションゲームです。

プレイヤーは男主人公と女主人公が選べ、共闘も出来ました。
そして当時のゲームでは珍しく、声も入ってました。シュビビーンと（汗）。
で、好評だったのか、３までシリーズ化されました。

ちなみに、女の子（キャピ子）はメサイヤの野球ゲームにも出ていたような。

改造町人シュビビンマン 【PCエンジン】

• 出版社/メーカー: メサイヤ
• 発売日: 1989/03/18
• メディア: ビデオゲーム

ワンダーモモ（ナムコ）

元々ゲーセンのゲームとして登場した本作は、早すぎたゲームだったように思います。
今でこそ、ゲーセンのゲームのキャラはシューティングや三国志までギャルばかりですが、
当時は、ギャルが主役のゲームを遊ぶのは気が引けるというゲーマーが中心だったため、
興味は持たれてもプレイしてもらえない事が多く、
アーケードとしてはヒットしませんでした。

で、忘れた頃にPCエンジン版が発売されたのでした。
内容は、イベント会場のような舞台で変身ヒロインのモモが戦うというアクションゲームで、
パンチラ狙いのカメラ小僧に激写されてもダメージを受けるという、謎仕様でした。

ナムコミュージアムアンコール PlayStation the Best

• 出版社/メーカー: ナムコ
• 発売日: 1997/10/30
• メディア: ビデオゲーム

ぷよぷよCD（ハドソン）

テトリスに続く国産落ち物パズルとしてゲーム史に名を残す作品の、
PCエンジン（CD-ROM）版なんですが、
他機種版と違い、プロの声優がキャラクターの声を当てています。

ぷよぷよ特有の脱力デモには、素人臭い社員の演技も似合ってますが、
やはり、これを遊ぶとプロの演技は違うな～と思わされました。

なお、続編の「ぷよぷよ通」もPCエンジン版が出ましたけれど、
本体末期で本数が少ない為にプレミア化しており、いまだ見かけたことはありません。

ぷよぷよ 【PCエンジン】

• 出版社/メーカー: ハドソン
• 発売日: 1994/10/28
• メディア: ビデオゲーム