F1サーカス(日本物産) [PCエンジン]
「ムーンクレスタ」と「クレージークライマー」以外は麻雀ゲームだけという印象のニチブツ(日本物産)ですが、
地味に良作だったシリーズの1作目が本作でした。
ジャンルはF1のカーレースですけれど、「ファミリーサーキット」同様、
上から見た視点のラジコン操作系なので、慣れるまでが大変だったりします。
でも、作りはとても丁寧でして、
トラブル発生時の挙動や、雨天の際の水煙、ピット作業なども描きこまれており、
上位で完走したときの達成感は、なかなかのものがありました。
で、この後、数作が発売されましたが、
F1ブームの衰退と、見た目がリアルなカーレースゲーム達の人気に足を引っ張られ、
残念ながら次世代機へは繋がっていきませんでした。
ファイナルラップツイン(ナムコ) [PCエンジン]
プロテニスワールドコート(ナムコ) [PCエンジン]
一言で表すと、ファミリーテニスのPCエンジン版なんですけれど、
PCエンジンならではの要素が入っており、遊び応えのある作品になっていました。
ファミコン版との違いですが、
選手が多少違うなんて些事はさておき、
まず、4人でダブルスを遊ぶ事が出来ます。
この事によって、当時は最強の対戦ゲームと呼ばれていました。
それから、RPGのようなクエストモードがオマケでついており、これが強烈なインパクトでした。
武器や防具の代わりにラケットや靴を装備して、敵を倒していくという内容は、
とてもオマケとは思えないものでした。
この頃のナムコは、本当にサービス精神が旺盛でしたよ(遠い目)。
ボンバーマン93(ハドソン) [PCエンジン]
対戦ゲームとして定番になった感のあるボンバーマンですが、
それが顕著になったのはPCエンジン版が出てからのように思います。
PCエンジンはコントローラを(別売機器を使って)何個もつなげられたので、
本作はパーティーアイテムのようにも使えました。
なお、今でも残っているギミックのキックは、本作からの登場でした。
それから、本作は一人用モードも強化されています。
あと、どうでもいいような事ですが、ゲーム中にポーズをかけると、
作品と全然関係ない女の子のイラストが出てきて笑えました(^^)
現在のハドソンが、ボンバーマンと桃鉄頼りなのは複雑ですが、
遮蔽物を上手く使って爆弾をしかけ、相手に爆風を浴びせるというシンプルな面白さが
今でも飽きられていないのは、いろいろ参考になるんじゃないかと思います。
ロードス島戦記(ハドソン) [PCエンジン]
小説やOVA(オリジナルビデオアニメ)で人気だった作品を元にした、RPGです。
当時、驚かされたのがOVAのオープニングがいきなり流れてきたことです(笑)。
アニメは部分的かつ少なめで止め絵も多かったのですが、
「私を~♪」という主題歌も無圧縮で流れており、雰囲気は抜群でした。
RPG部分も、CD-ROMの容量を活かし、声や一枚絵の演出を使った構成で、
なかなか楽しめる物でした。
ただ、雑魚敵のバランス調整に問題があり、中ボスを倒す際にやられた味方が居ると、
そのメンバーは経験値が入らないため、次の雑魚敵にすら太刀打ちできなくなりました。
なので、セーブを上書きしていたりすると大変なことに・・・(涙)。