SSブログ

ポケットサッカーリーグ カルチョビット(任天堂) [ニンテンドー3DS]

オリンピックを好成績で終え、
Jリーグや(年齢制限のない)A代表の強化も再開された
国内サッカー界。
若年層の女子代表を地上波で放送するなど
やり過ぎ・便乗しすぎ(で息切れが心配)
の感はあるものの、
なんだかんだと盛り上がるのは
サッカーファンとして嬉しいことです。

cbit3.jpg
(試合開始時のコイントス)

というわけで本作の紹介に入ります。
かつてゲームボーイアドバンスで発売され
さしたるヒットは飛ばさなかったものの
気に入った人はハマりたおした『カルチョビット』。
その後継作です。

cbit5.jpg
(ベンチも大喜び)

タイトルがカルチョでチョビットでビットなだけに
最新機種での登場とは言っても
ドット絵風のキャラクターはしっかり維持されています。
もちろん3D表示はされますけれど、
ハイスペックなどに見向きもしない
(ダービースタリオン・ベストプレープロ野球などの)
薗部氏の作風が如実に表れております。

cbit6.jpg
(レーダーで全体を把握)

内容としては
(プレイヤーが選択する)とある市町村にある
(現実を模しているけれど架空の)
4部リーグに所属しているサッカークラブの
監督(兼編成)となり、
限られた予算をやりくりして選手を揃え
ゲーム中に出てくるカードを使った特訓で
彼らを育成し、
フォーメーションやゾーン、メンバーを試行錯誤しながら
リーグ戦を戦い
上のカテゴリ(さらには世界)を目差すという
シミュレーションゲームとなります。

cbit7.jpg
(監督の不満のような形でカードが得られる)

前作で個人的に不満だった
いつまでも選手が衰えない仕様は、
なだらかな成長曲線のように能力が衰えていくため
世代交代をはからなければならないように変わり、
以前はシミュレーションRPG的だった部分の
ロールプレイングゲーム風味が薄まって
よりシミュレーションらしいゲームになっています。
もうひとつ前作で不満だった女子選手およびその能力の高さは
相変わらずなのですけれど、
なでしこ(女子代表)の活躍もあって
あまり不満じゃなくなりました。

cbit8.jpg
(ハーフタイム。頭の使いどころでもあるような)

選手が増えたとか他の(COM)クラブに
入れ替わりがあったみたいな変化以外で
この3DS版で大きく変わったのは、
先ほど挙げた選手寿命に加えて
年俸の増減があります。
銀河系軍団みたいなのを作ろうとすると
契約更改時に何人か切らざるを得ない
なんてことになるかも知れません。

cbit16.jpg
(選手の数少ないコメント。トホホ)

そして3DSの機能を活かした追加要素が
オンライン対戦とすれ違いです。
このうちすれ違い通信は
全然すれ違えないのでコメントできませんが(汗)、
オンライン対戦の方は
Wi-Fiでネット環境にある状態ならば
ゲーム内から行くことができるため、
自分の場合は
こちらの方がプレイ時間を食っている感さえあります。
古くはドリームキャストの『サカつく』も
オンライン対戦をすることができましたけど、
簡単に挑戦できて
すぐ結果が分かるこちらを遊んでいると
隔世の感があります。

cbit12.jpg
(毒舌秘書。名前はない)

オンラインランキング上位はプレイスタイルが
(現実のクラブ風が好きな)自分と違うのか
集めたカードを集中して使うという
高パラメータクラブばかりで
全く歯が立ちそうにないですけども、
似たようなレベルのプレイヤーはたくさんいますので
じゅうぶんに楽しむことができます。
なお
本体でフレンド登録しているユーザとも
対戦できるのですが、
自分のフレンドさんたちは
(どこか敷居が高いのかドラクエのせいかで)
あまり積極的ではないようで
こちらは検証できませんでした。

cbit15.jpg
(顔トレスタンドで快適プレイ)

(シミュレーションRPGのように)
気に入ったキャラをひたすら育てたい方だと
いずれ衰えてしまうことを不満に感じるでしょうし、
すぐに先へ進みたいせっかちな方なら
(薗部氏のゲームとしては普通だけど)
試合がスキップできないことで
イライラするんじゃないかと思われます。
一気に強いクラブを作って世界制覇、
そしてランキング上位に殴り込みだなんて人の場合
世代交代や契約更改で頭打ちになり
投げだしたくなるかも知れません。

cbit1.jpg
(ポテンシャルこと成長力が尽きた状態。これでも試合に出すといい働きをしたり)

しかしながら、
チョビットずつ進めながら
相変わらずよく出来ている
(自分としてはサッカーゲームで一番の)
試合を眺めているようなプレイヤーならば
末永く遊べることうけあいの、
細かいところまで作り込まれた職人肌の良ゲーム。
そんな作品でした。



※画像は(c)任天堂・カルチョビット


ポケットサッカーリーグ カルチョビット

ポケットサッカーリーグ カルチョビット

  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • メディア: Video Game


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ゲーム

勇者30(マーベラス) [PSP]

この『勇者30』は
近年ではJRPGなんて言われ方をするようになった
和製ロールプレイングゲームの世界をパロディーにしつつ、
いろんなジャンルに落とし込んだ作品集です。

brave2.jpg
(普通のRPGだと思いきや・・・)

この作品の前情報を聞いた際は、
思いつきをそのまま製品にしてしまうなんてすごいなぁという感想と
そんなミニゲーム集みたいなのをパッケージ販売なんて
ちょっと厚かましいんじゃない?という思いが
入り交じっておりました。

brave3.jpg
(ほとんどの場面はこんな感じ)

ですが
遊んでみたところ、
思いのほか遊べることに驚きを隠せませんでした。
後で知ったところによると
フリーゲームが元になっていたようで
ちゃんと形になっていたことにも納得です。

brave6.jpg
(実質主役の守銭奴女神様)

異なるジャンルのミニゲーム集と言える本作、
タイトルでもある「勇者30」系がロールプレイングゲーム、
「王女30」はシューティングゲーム、
「魔王30」は(リアルタイム)シミュレーションゲーム、
「騎士30」はアクションゲームとなっており、
時代は違えど同じ世界を舞台としているため
ナンバリング物のロールプレイングゲームを
遊んでいるような雰囲気を味わうことができます。

brave5.jpg
(ステージが変わるたびにタイトルだけ新作気分・・・)

そうそう、
肝である部分を忘れていました。
「勇者」とかの後についている「30」は
30秒の事であり、
基本30秒でやりくりするというシステムになっております。

brave4.jpg
(女神様に貢いでレベルアップ♪・・・)

馬鹿野郎!30秒でロープレなんて出来るわけねーだろ!
と思われるかも知れません。
そこで女神様の登場です。
この世界の女神様はお金がとっても好きでして、
ほとんどの場合彼女に
敵を倒したりしてゲットしたゴールドを捧げることによって
時間を巻き戻してもらうことができます。
これにより基本30秒でありながら
きちっとそれぞれのジャンルで体裁をなしているという
ある意味離れ業を達成しているのです。

brave7.jpg
(街中では時間の進行がストップ。回数を重ねるごとに要求額もうなぎのぼりに・・・)

そんなわけで
ちょこちょこと片手間に遊べるけれど
それなりに遊び甲斐があるという本作
(その代わりぶっ通しで遊ぶと飽きやすいかも)。
やっぱりダウンロード版が向いているかなと思っていたら
ダウンロード版も出てきて
なんと今だと(8月29日まで)750円!
ワァ~っ!?(奥様通販番組風)。

brave9.jpg
(このパロディセンス、嫌いじゃない)

なお
もうちょっとゲーム性を強化した続編も出ており、
そちらもパッケージ版では
既に廉価版が出ておりますので
お好みでどうぞ。

brave10.jpg

※画像は(c)マーベラス


勇者30 PSP the Best

勇者30 PSP the Best

  • 出版社/メーカー: マーベラスエンターテイメント
  • メディア: Video Game



タグ:勇者30
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ゲーム

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。