AFRIKA(SCE) [プレイステーション3]
自分は基本的にグラフィックや機種の性能にはあまり興味のない方で
たいていのゲームはPS2やドリキャスでじゅうぶんじゃないのなどと
いまだに思っているのですが、
性能が上がることによってはじめて表現できるような物があるのも確かでして、
サッカーゲームで双方のチームが11人ずつで戦ったり
プレイヤーが操作していない選手がそれなりの動きをするのも
性能アップによる恩恵だと分かっております。
というわけで
凄い性能らしいと聞いて
何だかなぁ(制作費も凄いんだろうなぁ)・・・と冷めた目で見ていたPS3なのですけれど、
初期ラインナップの中に本作があり、
これは・・・!と心待ちにしていたもののなかなか発売されず、
ようやく発売されて本体を買ったときには
PS2下位互換のない新型(大きさは一緒)になっていました。
で
早速遊んでみたところ
デジタルだと嘘くさくなりがちな動物たちが良い感じで表現されており、
ビバ!高性能と思ってしまったのでした。
肝心の内容は
アフリカ某国の自然保護区にやってきた
カメラマンである主人公(性別選択可)が
依頼されたお題に沿って動物たちを撮影し、
条件をクリアすると
行けなかった先の区域へと進めるようになるというもので、
それだけ聞くと『ポケモンスナップ』や『妖怪写真館』みたいなゲームと
思ってしまいそうな感じです(そういう部分も確かにあるし)。
(主人公の相方、アンナ。女性主人公にすると彼女が操作キャラとなる)
が、
スズキの四駆に乗って
αシリーズ(往年のミノルタ一眼レフカメラ。現在はソニーブランド)を首に下げ
広い広いアフリカの原野を駆けていると、
その(小道具も含めた)リアル感に
キャラものとは違った胸の高鳴りを覚えてしまいます。
加えて撮影することで情報が追加される動物図鑑は
ナショナル ジオグラフィック社の協力で
リアル感がさらに強化されております。
(最初だけおじさんが運転してくれるが後は自分で運転)
なかでも自社(系列会社)製品であるαシリーズに関しては、
最初は無印(会社不明)のカメラではじまり
実績が上がってくることでようやく入手できる
(そして段々良い物が使えるようになる)
こともあって、
実機が欲しくなるという副産物まであるような。
(しょぼいカメラで撮影)
(αシリーズで撮影。劇的に綺麗になって感動・・・笑)
ゲーム的には
指定された動物の写真を撮るために
それらしい場所に移動してシャッターチャンスを待つというのが
セオリーなのですけれど、
動物は近づくとこちらの存在に気がつきますし、
気性が荒いやつの場合は攻撃してきたり
(つかまるとその日のカメラの内容がおじゃん)、
臆病な場合は当然ながら逃げてしまうわけで
そろそろと近づくという(見つかったらダッシュで逃げる)
ステルスアクション的な側面もあります。
(こちらに気づいてます)
写真も眼レフで撮るだけでなく、
設置したカメラを遠隔操作したり
マイクで音を拾ったり
イベントによっては
運転を代わって貰って後部座席から撮影というシチュエーションもあり、
それは普段の撮影と違って翌日出直すという事が出来ないために
まさに一瞬を切り取る集中力と
被写体を追い続ける先読み能力を要し、
かなりの緊張感がありました。
(最初の中ボス的存在、チーター)
とは言っても
アクションゲームの技量が要るというような
難易度ではありませんのでご安心ください。
ただひとつ気になったのは
フラミンゴの群れを追いかけていた時、
彼らが同じようなパターンで動いているのを見て
ちょっと興が削がれてしまった事でしょうか。
この辺り、
リアルさは突き詰めていくと
いつまで経ってもきりがない・・・と
感じずにはおれませんでした。
(戦い済んで日が暮れて)
なおアフリカの英語でのスペルはAFRI"C"Aですが、
ゲームの方は"K"であり
こちらの綴りが間違えているわけではございませんのであしからず。
あ、あと
本作はトロフィー導入前の作品ゆえ
それが無いとモチベーションが上がらないという方はご注意下さい。
※画像は(c)SCE
(よろしかったらポチお願いします)
たいていのゲームはPS2やドリキャスでじゅうぶんじゃないのなどと
いまだに思っているのですが、
性能が上がることによってはじめて表現できるような物があるのも確かでして、
サッカーゲームで双方のチームが11人ずつで戦ったり
プレイヤーが操作していない選手がそれなりの動きをするのも
性能アップによる恩恵だと分かっております。
というわけで
凄い性能らしいと聞いて
何だかなぁ(制作費も凄いんだろうなぁ)・・・と冷めた目で見ていたPS3なのですけれど、
初期ラインナップの中に本作があり、
これは・・・!と心待ちにしていたもののなかなか発売されず、
ようやく発売されて本体を買ったときには
PS2下位互換のない新型(大きさは一緒)になっていました。
で
早速遊んでみたところ
デジタルだと嘘くさくなりがちな動物たちが良い感じで表現されており、
ビバ!高性能と思ってしまったのでした。
肝心の内容は
アフリカ某国の自然保護区にやってきた
カメラマンである主人公(性別選択可)が
依頼されたお題に沿って動物たちを撮影し、
条件をクリアすると
行けなかった先の区域へと進めるようになるというもので、
それだけ聞くと『ポケモンスナップ』や『妖怪写真館』みたいなゲームと
思ってしまいそうな感じです(そういう部分も確かにあるし)。
(主人公の相方、アンナ。女性主人公にすると彼女が操作キャラとなる)
が、
スズキの四駆に乗って
αシリーズ(往年のミノルタ一眼レフカメラ。現在はソニーブランド)を首に下げ
広い広いアフリカの原野を駆けていると、
その(小道具も含めた)リアル感に
キャラものとは違った胸の高鳴りを覚えてしまいます。
加えて撮影することで情報が追加される動物図鑑は
ナショナル ジオグラフィック社の協力で
リアル感がさらに強化されております。
(最初だけおじさんが運転してくれるが後は自分で運転)
なかでも自社(系列会社)製品であるαシリーズに関しては、
最初は無印(会社不明)のカメラではじまり
実績が上がってくることでようやく入手できる
(そして段々良い物が使えるようになる)
こともあって、
実機が欲しくなるという副産物まであるような。
(しょぼいカメラで撮影)
(αシリーズで撮影。劇的に綺麗になって感動・・・笑)
ゲーム的には
指定された動物の写真を撮るために
それらしい場所に移動してシャッターチャンスを待つというのが
セオリーなのですけれど、
動物は近づくとこちらの存在に気がつきますし、
気性が荒いやつの場合は攻撃してきたり
(つかまるとその日のカメラの内容がおじゃん)、
臆病な場合は当然ながら逃げてしまうわけで
そろそろと近づくという(見つかったらダッシュで逃げる)
ステルスアクション的な側面もあります。
(こちらに気づいてます)
写真も眼レフで撮るだけでなく、
設置したカメラを遠隔操作したり
マイクで音を拾ったり
イベントによっては
運転を代わって貰って後部座席から撮影というシチュエーションもあり、
それは普段の撮影と違って翌日出直すという事が出来ないために
まさに一瞬を切り取る集中力と
被写体を追い続ける先読み能力を要し、
かなりの緊張感がありました。
(最初の中ボス的存在、チーター)
とは言っても
アクションゲームの技量が要るというような
難易度ではありませんのでご安心ください。
ただひとつ気になったのは
フラミンゴの群れを追いかけていた時、
彼らが同じようなパターンで動いているのを見て
ちょっと興が削がれてしまった事でしょうか。
この辺り、
リアルさは突き詰めていくと
いつまで経ってもきりがない・・・と
感じずにはおれませんでした。
(戦い済んで日が暮れて)
なおアフリカの英語でのスペルはAFRI"C"Aですが、
ゲームの方は"K"であり
こちらの綴りが間違えているわけではございませんのであしからず。
あ、あと
本作はトロフィー導入前の作品ゆえ
それが無いとモチベーションが上がらないという方はご注意下さい。
※画像は(c)SCE
(よろしかったらポチお願いします)
タグ:AFRIKA
こんばんは。
GKと戦っていたころ、よく煽りネタに使ったゲームです。
「PS3はゲームらしいゲームが多い」が彼らの主張だったので、
AFRIKAについて触れられるのは嫌だったらしい(笑)。
でも実は、ゲームらしさのあるゲームだったんですね~。
あいかわらず、まとめ方がうまいです。
ゲームレビューの定型を外してるのに、要所を押さえてますよね。
ゲームクエスト仕込みの技量なのでしょうか?
by 犬塚ケン (2011-02-23 00:19)
「AFRIKA」、ありましたね〜。なんで「K」なの?と今でも疑問です。発表当時は環境ソフト的なものかと思っていましたが、今回の記事からすると、自分で遊び方を開拓していく感じですね。カメラの望遠などをを取り入れる等、おっしゃる通りリアルだからこそ意味のあるゲームデザインでしょうね。
by おかもろ(再) (2011-02-23 10:47)
犬塚ケンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
自分も「ゲーム性」なんて言葉をよく使うので
あまり人のことを言えたものではありませんが、
「ゲームらしいゲーム」とは簡単にイメージがつかめるようでいて
よくよく考えてみると難しい表現ですね。
今時のゲームの大方も
ムービーや声などのデコレーションを取ってしまえば
ファミコン時代からそう変わってないような気もしたりして。
なのでおっしゃるように
「野生の王国」や「ダーウィンが来た」みたいな外見にとらわれなければ
昔ながらのゲームであることに気づくのではないかと思います。
それから
ほめていただきありがとうございます。
ゲームクエストは新聞社の方が見てくれて
(一言もくれて)ましたけど
技術指導みたいな事はありませんでした。
ただ
他人様に読んでいただく事を念頭に書くことと
簡潔にまとめましょうとは
何度か言われていたので、
分かりやすく書く努力などは
あそこに投稿していなければやっていなかったような気がします。
by どらお (2011-02-23 13:19)
おかもろ(再)さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
Kはですね、
自分も検索で上に来るようにじゃないかとか
嫌らしい発想(笑)をしていたのですけれど、
英米語以外(ドイツ語とか)は必ずしもCではなく
特にスワヒリ語での綴りがAFRIKAなので
エベレストをチョモランマと言うような
(英米中心じゃなく現地語尊重の)感じでKにしたのではと
今では思っております。
それから確かに
発表時は環境ソフトのような感じがしましたね。
自分が気になっていたのも
正体がつかめないのが一因だったような気がします。
ちなみにカメラの操作は
(ジャイロやら搭載の)コントローラの特性を活かして
縦に撮るときはコントローラも立てて撮影するようになっております。
ファインダーこそ無いですが
望遠もボタン操作で結構その気になれるんですよ~。
by どらお (2011-02-23 13:28)
こんにちは。
私も、すぐにポケモンスナップを連想しましたが、
トロッコに乗りっぱなしのポケモンスナップより、
ずっと自由度が高くて、
動物写真家になったようなリアルさは、
やはり世代の違いを感じさせますね。
本物が欲しくなるような写真の仕上がりの違いも
なかなか凝っていて面白いです。
by setakemura (2011-02-23 14:12)
setakemuraさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
被写体の大きさやらで高評価みたいな所は同じなので
同系統ではあるのですけれど、
他がここまで違うと別物のように思えますね。
ただ動物を(リアルに造って)多く入れる事で力尽きてしまったのか
それ以外の部分は割と素っ気ないです(汗)。
いやほんと、
カメラのプレゼンソフトと言っても過言でないくらい
一眼レフの魅力も再現されてますよ~。
by どらお (2011-02-23 22:33)