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どうも、DSです(任天堂) [ニンテンドーDS]

当ブログではおなじみの任天堂ゲームセミナー受講生作品の
二作目です。

DS.JPG
(タイトル画面)

DSの上画面を使用した
横スクロールのシンプルなアクションゲームとして始まる本作。
Aでジャンプ、Bでバリアという事で
バリアで敵を攻撃しつつ遊ぶわけなんですけれど、
ちょっと進んできたところで下画面から誰かが話しかけてきます。
こちらから反応できないのでそのままプレイしていると、
ゲームを強制的に終了されてしまいます。

DS2.JPG
(DSくん)

すると上画面に顔が出てきて
自己紹介によると
彼は使用中のDSであり、
とある会社との契約で三日間だけ出てこれたのこと。
なので三日のあいだ遊んで欲しいという
DSくんとのコミュニケーションゲームになっています
(実際に三日かける必要は無いです)。
ちなみにDSくんの台詞は全てボイス入りで
いかにも機械的なトーンでいろいろとしゃべってくれました。

DS3.JPG
(契約書)

遊べるゲームは基本的に三つで
その内容は
マッサージ、○×ゲーム、お絵描きとなっており、
まあマッサージは彼をマッサージしてあげるという
システムとしてはWiiウェア『ディシプリン』にあった要素と近いのですけれど、
こちらは気持ち悪くないのでご安心ください。

DS5.JPG
(○×ゲーム)

次に
三つのうち一番ゲームらしい○×ゲーム。
これは黒板やノートでやった人も多いと思われる、
「井」の形に区切った九つのマスに交互に○と×を書き込んで
縦横ななめのいずれかに三つ揃えば勝ちというルールなのですけども、
二戦目になんとDSくんがイカサマをしてきます。
具体的に言うと既に書いてあるものを動かすという暴挙に出るのですが、
実は動かそうとしている彼の手をタッチすると
しばいた事になり手を引っ込めるのでした(笑)。
なお翌日からはこちらもイカサマできるようになり対等に戦えます。

DS6.JPG
(初戦で大勝利)

そして三つ目が
DSくんとのお絵描きです。
彼が出すお題から一つを選び
タッチペンで描いていく訳なんですが、
彼も一緒に描いているので
完成図が合作になるのが何だか楽しかったです。

DS7.JPG
(タコが自分で上の人間がDSくん画)

と三つを終えると一日も終わりとなり
彼が日記を書くからDSを閉じてくれと言うので閉じると
何やらブツブツ言ってるのが聞こえるという芸の細かさ。
ここに限らず全体的に細やかな気配りが見て取れる作品です。

上記以外の要素も
内部を見せてくれたり会話したり
いろいろとチェックしてくれたりなんてのもあり、
前日に書いた日記を読ませてくれるようにもなります。
読ませてくれたくせにケチをつけてくるのもなかなか憎い演出でした。

DS4.JPG
(二日目からはため口になる)

そして三日が終わり
彼とのお別れとなるのですが、
エンディングでは『くまうた』を彷彿とさせる
彼による歌が流れ
かなりセンチな気分になったのでした。

多少好き嫌いはあるかも知れませんが、
トータルでの完成度といい、
ゲームセミナー史においても
屈指の良作だったと思います。

DL期間は残り少ないのでご注意下さい。

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setakemura

いかさまをタッチで阻止できるとは、
気がつきませんでした。
初戦で大勝利とは、さすがです!
私の方は、1ターンに×を2個書かれた上、
それを動かされるという暴挙を許して負けました。

エンディングテーマをまた聞きたくなって、
2回も遊んでしまいました。
おしゃべりの内容が一巡すると、
ちゃんとそのことをフォローしてくるのも
芸が細かかったですね。
by setakemura (2010-04-05 18:48) 

どらお

setakemuraさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
最初は黒雲か何かだと思ってつついたところ、
「イテッ」というナイスリアクションがありました(笑)。
彼のイカサマは結構えげつないですから、
お仕置きという事なんでしょうね。
それから
実は自分も二周遊んでしまったのですが、
結構新発見があって面白かったです。
エンディングの歌は二周目の方が
さらにジーンときましたよ(汗)。
by どらお (2010-04-05 22:50) 

ケン

このゲームには引き込まれました。
傑作だと思います。
ゲーム機自体が主人公になるゲームは、他にあるんでしょうか?
発想がSF的で、表現はほのぼのしてますが興奮します。

ボクは画面をつつきまくるので、せっかちな性格がバレて、
DSくんは早口でしゃべるようになりました(笑)。
お絵描きの共作も楽しいですね。
あと〇×ゲームは、二周目でも負けました(>_<)
エンディング曲も何気に名曲だし…と語りどころが沢山です。

クレジットは、ディレクターが「ながの さとこ」さん、
サブディレクターが「こなみ まどか」さんと女性でしたね。
by ケン (2010-04-08 23:36) 

どらお

ケンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
これってホント傑作ですよね。
それから
ご質問のゲーム機自体が主人公という作品ですが、
過去にプレステで『ポケラー』という
別売のポケットステーションが主役(液晶部分が顔)
というものがありました。
でも断然こっちの方がいいです(笑)。
しかし
早口でしゃべるというのは初めて知りました。
内部を触るときにダイヤルを回すと
話すスピードが変わっていたのは
ちゃんと機能として実装されてたんですね。
そういえば
初期のセミナー作品、
『チーとフーのおいしいえほん』も
スタッフのほとんどが女性という良作でした。
女性の手によるゲームって
細やかな心配りなど
独自の味わいがあっていいなと思います。
今後も活躍して欲しいですね。
by どらお (2010-04-09 00:28) 

kncafe

芸の細かさを体感したくてさっき検索してみたら、
もうダウンロード次のに移ってますね・・・しくしく(T"T)
DSくん(ネーミングは何とかならなかったのかな)の、
ゲームキャラらしからぬおちゃめさは、なんともかわいらしいですね。
by kncafe (2010-04-09 22:14) 

どらお

kncafeさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
それは残念でしたね(>_<)
ネーミングは本体そのものが彼ってことで
他の選択肢が無かったのかも知れません(汗)。
なお彼の性格ですが、
物言いなどは結構今ごろの若者っぽいところも
あるのですけれど、
あのおちゃめさはホント憎めない味がありました。
期間限定配信なのが残念です。
それから
次の作品はいわゆる音ゲーなのですけれど、
これもまた雰囲気が良い感じでした。
ネット接続されたWiiがご自宅にあるのでしたら
DLも簡単ですのでどうぞ♪
by どらお (2010-04-10 00:00) 

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