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サンデー vs マガジン 集結! 頂上大決戦(コナミ) [PSP]

週刊少年漫画誌の老舗、
サンデーとマガジンが揃って50周年を迎えた事を受け
コラボ企画がいろいろな所で行われており、
2D風格闘ゲームである本作もその中の一つです。

収録作品は
サンデーから
『うしおととら』『がんばれ元気』
『究極超人あ〜る』『Gu-Guガンモ』『炎の転校生』
『YAIBA』『烈火の炎』『ARMS』 『犬夜叉』『うえきの法則』
『結界師』『拳児』『史上最強の弟子ケンイチ』
『絶対可憐チルドレン』『ハヤテのごとく!』

マガジンから
『あしたのジョー』『サイボーグ009』『デビルマン』『タイガーマスク』
『コータローまかりとおる!』『はじめの一歩』『スーパードクターK』
『エア・ギア』『MMR マガジンミステリー調査班』 『GetBackers-奪還屋-』
『魁!!クロマティ高校』『SAMURAI DEEPER KYO』『さよなら絶望先生』
『FAIRY TAIL』『魔法先生ネギま!』

となっており、
予想以上に新しい作品が中心で驚きました。
これが単なるサンデー・マガジンコラボならば、
PSPのユーザー層に合わせたラインナップなんだろうなと思って済むのですけれど、
50周年記念作品であることを考えると
えらく物足りないラインナップと言わざるを得ません。
しかも
30タイトル収録でサポートキャラを含めた登場キャラクター数は100以上
というふれこみではありますが、
元気やガンモのように
主人公だけがサポートキャラで登場なんて作品があり、
サポートキャラはカットインの小さな絵が出るだけで
例えば『犬夜叉』のかごめや珊瑚だと
矢やブーメランが画面をよぎるだけという感じなので、
全然登場している感じがしませんでした。
これから買おうと思われる方には
事前に公式ページをよく見ることをおすすめします。

収録されてない中で格闘ゲームに出来そうな著名タイトルを挙げるだけでも
サンデーから
『六三四の剣』『キカイダー』『カムイ外伝』『伊賀の影丸』
『ダメおやじ』『ドロロン閻魔くん』『パーマン』
『プロゴルファー猿』『まことちゃん』
『河童の三平』『ダッシュ勝平』
『タッチ』『金色のガッシュ』
『らんま1/2』『からくりサーカス』
マガジンから
『1・2の三四郎』『うしろの百太郎』『8マン』『おれは鉄平』
『ゲゲゲの鬼太郎』『バイオレンスジャック』『三つ目がとおる』
『釣りキチ三平』『バツ&テリー』『カメレオン』
『破壊王ノリタカ』『ミスター味っ子』『ホモホモ7』
あと
両方連載の009が収録されているので
『天才バカボン』
と山ほど出てくる事から考えても、
これに近い分量が入っていてはじめて
50周年記念作品と名乗る価値があるんじゃないかと思いました。

とまあ収録タイトルについて不満を述べてきましたけど、
プレイを始めてまず驚いたのは
初期選択キャラが30人中のたった12人で
そのうちよく知っているキャラクターが
犬夜叉と一歩だけだったという事でした。
それ以外のキャラクターと彼らにくっついていないサポートキャラは
アーケードモードとクエストモードを遊んで出していくというシステムだとしても、
もうちょっと往年のファンに配慮してもいいんじゃないかと思える仕打ちでした。
なお
往年の名作キャラを登場させるには
クエストモードをしつこく遊んでチケットを複数集める必要があり、
おしなべてゲットが面倒で正直げんなりでした。
まあ、
これでもアーケードモードとクエストモードが面白ければいいのですが、
格闘部分はそこそこ遊べる出来ではあるものの
ストーリーすらろくに無いうえにステージ間の掛け合いなども無く、
声もプレイ中の掛け声だけ(しかもアニメと違うキャスト)という
実に作業色が強くて
久々に遊んでいるのが苦痛に感じるゲームでした。


惰性というか意地で遊んでいて思ったのが、
長く遊ばせようという意思は強く感じるものの
長く楽しませようという意思は感じられないという
キャラクターに対する愛情に欠けたゲームだったという事でした。
これってキャラゲーとしては落第だと思います。

sunday.jpg
(キャラゲット時に出る数少ない台詞もこの程度)

その昔
3DOに『セーラームーン』という格闘キャラゲーがあったのですが、
あちらは格闘ゲームとしては全然だったにもかかわらず
アニメーターが描いたキャラクターを動かしていたため
遊んでいて不満に感じることはありませんでした。
一方こちらは
格闘ゲームとしては遊べる出来なのに
キャラクターは3Dモデルで小さいというダブルパンチで
前述のようにサポートキャラはオマケ以下の体たらくという、
残念ながら
ファンの喜ぶキャラゲーをつくろうという意識を
あまり感じることができない内容でした。
好きなキャラクターで格闘ゲームが遊べる、
これだけで楽しめる方なら印象も変わってくるでしょうが・・・。

というわけで
切手やTシャツでは楽しませてもらった
サンデー・マガジンコラボも、
ゲームではいまひとつという印象に終わったのでした。

sunday2.jpg
(受付が何人かから選べるのだけはうれしかったです・・・笑)

※画像は(c)小学館・講談社・コナミ


サンデー vs マガジン 集結! 頂上大決戦

サンデー vs マガジン 集結! 頂上大決戦

  • 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
  • メディア: Video Game



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