みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル（ナムコ）

プレイステーションのナムコミュージアムや
ゲームボーイのナムコギャラリーにはじまり、
その後も各機種で発売されたナムコのオールドゲーム集。
こういうソフトを何度も出せるのは
さすが一時代を築いたナムコと言えそうですが、
別の機種になっても内容が変わり映えしないこと、
タイトーから収録数がナムコ比で数倍という
気前の良いシリーズが出てしまい
数本の収録数では見劣りして（けちくさく感じて）しまうようになったことなどから、
近年では新機種でナムコミュージアム系ソフトが出ても
最初にPSで出た頃のような感動や感慨は味わえなくなっていました。

そんな中、
Wiiで発売された本作は
名前こそ違うもののれっきとしたミュージアム系ソフトであり、
収録数も多めで
ナムコのやる気が感じられるソフトでした。

このゲームでは
全体がパックマンを使ったテーマパークというつくりになっており、
ナムコミュージアム的に収録されているレトロゲームを遊ぶのにも
カーニバルアーケードという建物に
いちいちロビー画面から移動する必要があります。
そのうえ
パックマンは転って移動するからなのか
アナログスティック（本ゲームはヌンチャク必須）で動かすにもかかわらず
変に慣性とかがついていてゲームを始めるまでが結構面倒なんですけれど、
その辺りは慣れれば気にならないと思います。


（レトロゲームのお部屋）

さて、
気になる収録作品は
レトロゲームから
「キューティQ」
「ギャラクシアン」
「ギャプラス」
「スーパーパックマン」
「ゼビウス」
「ディグダグ」
「パック&パル」
「マッピー」
「パックマニア」
（「パック＆パル」 「スーパーパックマン」は家庭用初収録）
（「キューティQ」はポインタ・アナログスティック・十字キーで操作可）
であり、

このゲーム用の新作が
「ギャラガ REMIX」
「ラリーX REMIX」
「パックモトス」
「パックンロール REMIX」
「ワニワニパニック REMIX」
で、
収録数から言っても
なかなか豪華なラインナップになっています。

ただパッケージにパックマンが大きく描かれているように
本作ではあくまでもパックマンが主役なので、
リミックス作品には全てパックマンが登場しているうえ
レトロゲームもパックマン関係の作品が多く
日本においてのパックマンはそこまでの人気者ではなかったことから
本来は海外向け作品だったのかなと思ってしまいました。

なお、
期待のリミックス作品たちも
手抜きという訳じゃないんですが、
新要素が新たな面白さにつながっておらず
難易度も低いために
もう一つ面白味に欠けていてちょっと残念でした。
ただ
アナログスティックで方向を指示してリモコンで殴るという
ワニワニパニックリミックスは
シンプルに面白かったので、
いいストレス解消になりました。
これに関してはマルチプレイでも楽しめると思います。


（ワニワニパニック。亀がパックマンをぶつけるというシュールな設定）

Wiiではバーチャルコンソールアーケードが始まったため
今後はこの手のソフトが発売される事もないでしょうけれど、
もし出すのであれば
バーチャルコンソールにしないようなマイナーな物を
これでもかというくらい詰め込んで出して欲しいと思います。

みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル

• 出版社/メーカー: ナムコ
• メディア: Video Game

※画像は全て(c)バンダイナムコゲームズ


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タグ：ナムコカーニバル

コメント 2

こんにちは。
リモコンで殴るワニワニパニックというのは、
面白そうですね。

余談ですが、「！ナ」や「（ナ」が一瞬「け」に見えて、
別のメーカーのカーニバルかと勘違いしそうになりました（笑）
by setakemura (2009-07-22 06:47) 

setakemuraさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ワニワニパニックはデパートの屋上や
福祉施設でも置かれている
（こちらはリハビリ用にチューニングされている）ので、
それこそ老若男女が楽しめるゲームだと思います。
最初はスティックで方向指示するのが面倒と思いましたが、
遊んでいるうちに
リモコンだけでやるとずれが出てしまうからなんだろうと
納得しました。
それにしても、
別のメーカーのカーニバルだと
スパイやホワイトライオンなど
すごく地味なお祭りになりそうですね～（笑）
by どらお (2009-07-22 08:28)