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SIMPLEキャラクター2000シリーズ サイボーグ009 THEブロックくずし(バンダイ/D3) [プレイステーション]

昭和を代表する漫(萬)画家の一人、
石ノ森章太郎先生の代表作である「サイボーグ009」。
アニメ化も三度されており、
009の歌を唄わせれば世代が分かる感すらあります。

かくいう自分は「吹きすさぶ風が~よく似合う~♪」な世代なんですが、
数年前に放送された平成版(テレ東版)009がまたなかなかの出来でして、
テレビアニメゆえ話数ごとの作画クオリティにバラツキこそありましたけれど、
今時こんな石ノ森的雰囲気の漂うキャラクターデザインを出来る人が居るんだ・・・
と感心したものです。

DSCF0776.JPG
(ご褒美イラスト・イージータイプ)

その紺野氏(他にもアニメ版キカイダーや009-1なども担当)が
イラストを描いているというだけでも
キャラクターグッズとしては合格とも言える本作は、
なぜかゲーム部分がブロック崩しになっております。
で、
ブロック崩しなんですが、
これが無闇に難しいのが何とも・・・。
アルカノイドとか新しいタイプのブロック崩しをやり込んだ方ならともかく、
インベーダー以前ののんびりした物しか遊んでない人だと
はっきり言ってお手上げでしょう。
まずブロックが三種類ありまして、
従来の消えて跳ね返るタイプ、
そのまま貫通するタイプ、
単なる障害物で跳ね返すだけのタイプなんですが、
従来の物と貫通タイプのデザインが似てる上に
入れ子構造になっていたり、
障害物タイプが手前に居座っているため
隙間を狙わなければいけない面もあったりして、
正直なところイージーでも全然簡単じゃないです。
まあ
コンボゲージを貯めて発動する必殺技が強力なので
それでごり押しすればクリアは出来るものの、
当然ながらそんなクリアでは面白くも何とも無いです。

DSCF0771.JPG
(キャラクター選択画面。一応性能差あり)

DSCF0774.JPG
(ブロック崩し部分)

しかも、
謎の飛行物体を追いかけるという
ストーリーモードのストーリーが
安いふぐ刺しばりに薄いので、
美麗イラストを拝むためとはいえ
モチベーションが上がりづらかったです。

DSCF0775.JPG
(万事この調子でプレイヤーキャラと仲間のワンパターンな会話が幕間に入る)


#8541759.jpg
(ところで上の背景って石ノ森萬画館かしら)


イラストこそこれぞ009!という感じですけれど、
ゲームとしては
過去に出たメガCD版は言うまでもなく
スーファミ版にも劣る気がする本作は、
ある意味(バンダイの)キャラゲーらしいゲームなのかも知れません。


SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.15 サイボーグ009THEブロックくずし

SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.15 サイボーグ009THEブロックくずし

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: Video Game



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コメント 6

kncafe

ブロック崩しというと、大きめハンディタイプのアナログなおもちゃ(電子ゲームですらない)がまず思い出されますねえ〜。あれだと玉が1回当たったら必ず消えましたし、せいぜい3層構造の深部に当たるほど玉のスピードが上がる、くらいの細工しかなかったかと。

それからすると、このブロック崩しはもう「アルカノイド」ですねえ(個人的には)。
私の記憶のデータベースにはアナログなブロック崩しかアルカノイドしかないので(笑
by kncafe (2009-06-07 23:55) 

どらお

kncafeさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そのブロック崩しはLSIゲームかな?
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/densigame6/degitcom_block.htm
今から見るとシンプル極まりないですが、
自分もカーレースゲームとか潜水艦ゲームで
結構遊んでおりました。
それから
本作はおっしゃるように
従来のブロック崩しよりアルカノイドに近いのですが、
必殺技以外のパワーアップ要素がないので
何か達成感や爽快感に欠けるんですよね・・・(汗)
by どらお (2009-06-08 00:50) 

setakemura

何故009でブロック崩しなのかという素朴な疑問は置いておくとして、
ご褒美の絵が、私の親しんだ頃よりだいぶ後の絵柄というところに、
時代の流れを感じております。
お気に入りの007が子供だったことに憤慨して、
アニメ版は、あまり観ていなかったので、
主題歌の記憶も曖昧ですが、♪真っ赤なスカーフ♪という
フレーズが、あったような、なかったような…。
by setakemura (2009-06-08 16:49) 

どらお

setakemuraさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

言われてみると確かにそうですね。
線が枯れるちょっと前くらいの
絵柄に近いというか・・・。
そもそも
009自体が有名少年誌全てや学研の雑誌にまで連載していた
ライフワーク的存在だったので、
読者それぞれに親しみのある絵柄は違ってそうです。
自分は少年サンデー連載時くらいの絵柄かな?
そうそう、
初期のアニメで007がずっと子供だったのは
見ていて納得がいかなかったですよ。
あれもアニメは子供の見る物って考えが強い
時代の産物なんでしょうね。
平成版はちゃんと皮肉屋のおじさんになってました。
それから主題歌ですが、
惜しいですね♪
009のは「赤いマフラー」でした。
ちなみに
「真っ赤なスカーフ」は宇宙戦艦ヤマトのエンディング曲であります。
by どらお (2009-06-08 18:45) 

kncafe

ぬおー!!
似てるけどちょっと違いますねー。でもこんなようなやつです。
違うのは、もう少し横にブロック数が多いのと、ボタンがひとつしかないことです。
打ち返し用のボタンひとつしかなかった(はず)のです。

自分でも「ブロック崩し」に「レトロ」や「アナログ」で画像検索にかけてみましたが、残念ながら見つかりませんでしたー。
by kncafe (2009-06-12 22:48) 

どらお

kncafeさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
あら、ニアピン賞でしたか~。
LSIゲームも会社が違って
内容が少し違う(笑)なんてのが多かったですからね。
それにしても
ボタン一つの方がブロック崩しとしては遊びやすいような。
by どらお (2009-06-13 00:03) 

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