ウイニングポスト(光栄) [3DO]
ダビスタのヒットで、競馬シミュレーションという新たなジャンルが出来ましたが、
追随したソフトの中で有力だったのが、この「ウイニングポスト」と「クラシックロード」でした。
で、現在でも健在なのは本シリーズとダビスタで、発売頻度は、こちらの方が高かったりします。
正直、(略して)ウイポのレース部分のバランスなんかは長きに渡って良くないのですが、
独自の細かい設定や、バックストーリー主導路線が支持された結果だと思われます。
そんなウイポシリーズの第一弾は、光栄の多機種展開に伴い、
数多くの機種に移植されていました。
基本的には機種の性能もあまり関係ない、似たり寄ったりの移植でしたが、
なんと、この3DO版は、秘書(その後も登場する有馬桜子)が実写でした。
その秘書は月ごとに違う衣装を着た画像が用意されていたものの、
なぜか成績を上げていかないと増えない、という謎仕様だった気がします。
最後は水着っぽかったような?
ゴールFH(カロッツェリアジャパン) [3DO]
ナムコの「リベログランデ」で少し注目を浴びたものの結局メジャーにはならなかった、
一人だけ操作で主観視点のサッカーゲーム。
たぶん本作が元祖です。
ちなみに、
当時NHK-BSで放映されていた同名アニメが原作のキャラゲーだったりします。
しかしながら実名使用料をケチったのか、
Jリーグ(主人公はエスパルス)のはずのチーム名は変名になっており、
なかなかに興ざめでした。
ゲーム内容も目の付け所こそ悪くないのですが、
あまり練れておらず、じきに飽きてしまいました。
まだこの頃は、
新しそうな要素があると買ってたんですけどね・・・(遠い目)
スーパーストリートファイター2X (カプコン) [3DO]
「ストリートファイターⅡ」シリーズの最終進化系とも言える、いわゆる「スパⅡX」ですが、スーパーファミコンにも「スパⅡ」は移植されていました。
なお「ストⅡターボ」との一番の相違点は新キャラ4人の参入でした。
その後の恐竜的な格闘ゲームの進化に付いて行けなかった自分のようなゲーマーは、長く本作を楽しんでおりました(遠い目)。
もちろん、同様に出ていたといっても3DOとスーファミとの性能差は歴然としており、本編はもちろんの事、容量に余裕のある3DO版ではオープニングのキャミィが舌をぺろりと出すシーンなども入っており、それを見ているだけでも優越感に浸れたものです(汗)
正直、これを遊んだだけで(個人的には)本体の元を取ったような気にさせてくれました。
だからこそ、しばらく後になってPSとSSで「ストリートファイターコレクション」が出た時は、非常に複雑な気分でした・・・
ちなみに、3DOでも6ボタンパッドが出たので買いましたが、他のゲームでは使いませんでした。
京都鞍馬山荘殺人事件(パック・イン・ビデオ) [3DO]
ポストスーパーファミコンを狙う、第一次新世代機戦争の先陣を切って登場した3DO(松下電器)。
ロードが長い事、サードパーティーが不足していた事、当時人気ジャンルだったRPGが弱かった事、マルチメディア戦略でゲーマーが敬遠した事等などの理由で最初に表舞台から去る事となりました。
松下系の電気店で販売していたのもあってか、一般層を狙ったようなゲームも多く、本作もそうしたゲームの一つと思われる、山村美沙氏原作の実写推理アドベンチャーゲームです。
推理ADVとしては平凡な出来ですが、主演の小川範子氏(PCエンジンのNORIKOでも主演)他、知った俳優さんが多く出演しているワイド劇場風の作りが面白かったです。
なお、エンディングは何種かあり、ノーマルエンディングだと普通の終り方でしたけど、真のエンディングには何だか腹が立った記憶があります。
その後、このシリーズは西村京太郎氏原作の「悪逆の季節」も出て、それなりの地位を築きました。
ただ、最終作「ムーンクレイドル」は何故かセガサターンでも出たような?