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TOKYO JUNGLE トーキョージャングル(SCE) [プレイステーション3]

自然の少なさや人の多さなどから
砂漠だの迷子だのと歌われてきた東京。
コンクリートジャングルと(「刑事くん」などで)例えられもしてきましたが
本作は荒廃した東京に現れた
文字通りのジャングルを舞台としたアクションゲームです。

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なぜか人類が居なくなった近未来の東京。
渋谷を中心とするそこには
なんと
野生化したペットや競走馬、闘犬に
動物園から出てきた野生動物が生存競争を繰り広げる
ジャングルが。

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プレイヤーはそこで生きる動物の一体となり、
弱肉強食の世界で
力を付け、
縄張りを広げ、
子孫を残していくこととなります。

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動物には
肉食動物(犬や猫もこちら)と草食動物がおり、
遊び方が若干異なります。
肉食動物ならば周囲にいる動物を襲い
腹の足しにしていくわけですが(これが経験値にもなる)、
草食動物だとそうはいかず、
点在している食用可の植物を食べて
それに代えることとなります。
と聞くと草食動物プレイは
ストレスがたまりそうですけれど、
攻撃に関してはできますので、
立ちふさがる捕食者に
そっと忍び寄って必殺の後ろ足キックを見舞えば
「天誅」のような気分も味わえます。

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アクション部分としては
いわゆるかくれんぼ、
ステルスゲームに近いと思われます。
獲物を狙う際も
敵から隠れる際も
基本は草むらに身を潜めることからはじまります。
ミリタリー系は苦手だけど
スニーキングゲームは好きだなんて方にも
合うのではないでしょうか。

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つがいとなる雌を見つけて
交尾による代替りをすると、
次の代では
複数の兄弟たちをひき連れるようになります。
ぞろぞろとついてくる兄弟たちは
いわゆる残機のようなオプションのような存在であるため、
遊ぶほどに行動の幅が広がっていきます。

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一回のゲーム時間は基本的に短めで、
餌の配置も控えめであるうえ、
夜や悪天候のような視界が狭くなる機会も多く
敵の群れにうっかり遭遇することが少なくないなど
死にやすいつくりになっていることもあって、
ちょっとアーケードゲームのような雰囲気も感じました。
ただ
空腹ゲージ(ゼロになるとライフが減り始める)はともかく
スモッグや暑さで食料が傷んだりすると発生する
ポイズンゲージ(こちらは100になるとライフが・・・)まであるのは、
シンプルなゲーム性に水を差していたような気がします。

初プレイ時に選べる動物が
ポメラニアンとニホンジカ(あと予約特典のDLCキャラ)だけというのも、
新たな動物を解放する条件がそれなりに面倒臭い事とあいまって
気前が悪いなぁと思ってしまいました。
まあ店舗別予約特典が普通に有料DLCなのは
良かったですけども。

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一気に何時間も遊ぶプレイスタイルだと
作業っぽく感じてしまいそうですし、
現実に重ねて見てしまう人の場合
犬が別の犬を襲うなんてシーンを
グロテスクに思ってしまうかも知れません
(なので犬バトル漫画のような異種共闘は不可)。
そういう意味では結構人を選ぶゲームです。

ですが
初代プレイステーションで顕著だった
SCEプロデュースによる
オリジナリティのあるユニークな作品群を思い出す
このゲームの作風には、
個人的にうれしいものがありました。

2012-05-12-145449.jpg
(「みんなといっしょ」の説明画像で実際のゲーム場面ではありません)

※画像は(c)SCE


)

TOKYO JUNGLE (トーキョージャングル)

  • 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • メディア: Video Game



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