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ドクターロートレックと忘却の騎士団(コナミ) [ニンテンドー3DS]

近頃のネット界隈では
(男女問わず)ペアで謎解きをするアドベンチャーゲームを
何でもレイトンの・・・(二番煎じとか)と言う傾向がありますが、
そのルーツが「怪盗ルソー」だと思っている自分としては
何かと納得いかないものがあります。

ヒットを飛ばして続編も快調なレイトン教授。
なので
それ以降の作品に影響が大きいことは
間違いないとは思うのですけど・・・。

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(こんな時期のパリが舞台)

というわけで本作です。
名の知れた芸能人を声優として起用、
美麗アニメムービー、
舞台は欧州と
まさにレイトンフォロワーと言って差し支えない作品でしょう。

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(ポリゴンムービー)

ただし
意欲的な試みも多く、
上を目指していたことがうかがわれるゲームです。

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(アニメムービー)

19世紀のパリを舞台に
考古学教授のロートレックが
助手のソフィーとともに
パリの街とその地下に広がる洞窟で
トレジャーハントをするというお話で、
大きく分けて
地上と地下の二部構成となっています。

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(普段の会話画面)

前半とも言える地上部分は
従来の推理アドベンチャーやレイトンっぽいつくりです。

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(蘊蓄も楽しめる)

街を移動して歩行者と話して情報を得たり
観光地を見学したり
パズルを解いたり・・・と
比較的オーソドックスなアドベンチャーです。

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(街移動画面)

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(パズルの一例)

一方
後半とも言える地下探索は
攻めているとでも言いますか、
まず
見張りの警官を避けながら
倉庫番的なパズルをしてダンジョンを進む
スニーキングアクションゲームっぽいエリア。
実を言うとここが単調かつ面倒で、
マメにセーブをしていれば何とか乗りきれるものの
個人的には要らなかったなと思える部分でした。

lau5.jpg
(戦闘の手駒である精霊)

そこを通り抜けた先では
手持ちのモンスターを戦わせるっぽい
ロールプレイングゲーム的な戦闘が待っています。
よく言えば
盛りだくさんで贅沢な作りなのですけども、
この戦闘もRPG的に育てる訳ではなく(少しは育つけど)、
後からゲットした強い精霊にチェンジしていって
相性の良い属性に気をつけるくらいの
あまり奥の深くないものですので、
何というか・・・
例えレイトンフォロワーと呼ばれようとも
前半の雰囲気で通してくれた方が、
もっとストレス無く遊べたんだけど・・・(汗)。

そんな風に思ってしまう
惜しい作品でした。

lau6.jpg
(戦闘部分)

※画像は(c)コナミ


ドクターロートレックと忘却の騎士団

ドクターロートレックと忘却の騎士団

  • 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
  • メディア: Video Game



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コメント 4

犬塚ケン

こんばんは。

これは3DS初期の作品として気になってました。
どらおさんの記事で全体を大まかにつかめた気がします。
ゲーム作りの難しさを感じましたね(笑)。

いくら志が高くても、多数から「パクリ」と言われる様では厳しいかな。
まあ時代を変えたゲームも、その当時においては、
さほど斬新でなかったことが多いと思いますが。
(スーマリとパックランドとか)
by 犬塚ケン (2012-04-30 23:39) 

setakemura

こんにちは。

記事を読ませていただいて、
私も前半だけなら遊んでみたいなと思いました。

レイトン3DS版にも、地下探索はありましたが、
それなりに楽しめたので、
こちらは、なにかと惜しいゲームだったのですね。
by setakemura (2012-05-01 07:56) 

どらお

犬塚ケンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
流行のジャンルに乗るというのは
ゲーム界に限ったことではないですし、
そもそも
インベーダーブームに乗っかって出来たのが
現在のテレビ(ビデオ)ゲーム文化とも言えるので
単なる便乗でなければ一向に構わないと思うのですが、
今頃のネットは何でもかんでもパクリ呼ばわりで
それじゃあ育つものも育たないだろうと
ちと心配になります。
まあ
ギャルゲーみたいに粗悪コピー品乱発の末
しぼんでしまったジャンルもありましたし、
そう言いたくなる気持ちも分からなくは無いのですけど・・・。
by どらお (2012-05-01 10:51) 

どらお

setakemuraさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。
スニーキング部分がストレッサーだったことから考えて、
後半部分も前半のシステムで通していた方が
プレイヤーの満足度も上がったのではないかと思われます。
ただ
街を探索する部分も
もう一つ中身が薄いところがあるので(汗)
全体的に手を広げすぎた感はぬぐえません・・・。
とはいえ雰囲気は良いので
惜しいゲームではありました。
by どらお (2012-05-01 11:01) 

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