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TRICK×LOGIC(SCE) [PSP]

サウンドノベルをメジャーな存在にした
チュンソフトの新作アドベンチャーゲームです(発売はSCEから)。

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ジャンルは推理アドベンチャーで間違いないと思われる本作ですが、
従来のものとはかなり違ったシステムに挑戦しており
トリックロジックの名に恥じないゲームとなっています。

自分の買ったDL版は
シーズン2がバラ売りでしたけれど、
パッケージ版の場合は
シーズン1とシーズン2の二本、
全十話で完結という構成になっています。

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(ヒント無しだとS評価なのだが残念ながらチュートリアルだけだったの巻)

大筋としては
何者かに突き落とされて意識不明となった検事である主人公が
冥界にて未解決事件の謎を解くよう命じられ、
それらが記された本を読んで(安楽椅子探偵的に)犯人を解明し
そうすることで
自分のかかわった事件についても進展していくという
ストーリーがあるのですけれど、
推理する10話はそれぞれが独立したお話ですので
つまみ食い的にちょっと遊んでみるのもいいんじゃないかと思います。

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(本はこんな感じ)

さて
肝心のゲームシステムを紹介すると、
推理編で読む事件ファイルの文章(通常白文字)は
「キーワード」が赤文字になっており、
気になるものをいくつか(5つまで)ピックアップして
それらがフィットすると「ナゾ」が生まれます。
そうやって生まれたナゾとキーワードをうまく合わせる事で「ヒラメキ」となり
生み出されたヒラメキを調書の設問に当てはめてゆき、
答え合わせである解決編で
犯人の名前を含め全てが正解ならばシナリオクリアとなります。

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説明を聞くとよく分からないかも知れませんが(汗)
遊んでいくうちに分かっていくと思います。
斬新なシステムだけにとっつきはあまり良くないですし、
組み合わせがあまりにも膨大なため、
コマンド総当たりという
昔のゲームでは通用したやり方も向きません。
なのでヒント無しクリアにこだわると
面倒になって投げ出す可能性があります。

あと
コツや要領やきっかけをつかんで
推理が進んでいく様子は
難解なパズルが解けていくような快感があり、
実に爽快ではあるのですが、
反面
詰まった時すぐにネットで答えを見てしまう方だと
そういうスッキリ感が味わえず
物足りない印象を受ける恐れもあります。

gt2.jpg
(犯人だけ間違うとこの点数)

大筋の展開が唐突かつ薄味で
動機などがさっぱり分からない事や、
トリックと犯人が主役だからか
折角ついている後日談もあっさりすぎて微妙という
アドベンチャーゲーム好きには物足りないところがあり、
歯ごたえゆえ人を選ぶ作品でもあるのですが、
推理小説好きなゲーマーにオススメしたい良作でした。


TRICK×LOGIC Season1

TRICK×LOGIC Season1

  • 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • メディア: Video Game



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setakemura

こんばんは。
これ、評判が良いと思ったらチュンソフトだったんですね。

今日も売り場で本体を眺めていたんですが、
そろそろ本気でPSP導入したくなりました。
by setakemura (2010-10-07 17:59) 

どらお

setakemuraさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。
それぞれのシナリオは
7人のミステリー作家によるものなのですが、
その中に我孫子氏も居る(監修も担当)ので
往年のチュンソフト好きにも合うんじゃないかと思われます。
それから
PSPってセーブデータ用に
最低でも一枚メモリースティックDuoが要るなど
初期費用が少々かかるのが難なのですが、
ラインナップも揃ってきて
setakemuraさん好みのソフトも
結構あるように思います♪
by どらお (2010-10-08 09:31) 

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