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NARUTO ナルト ナルティメットストーム(バンダイナムコゲームス) [プレイステーション3]

根強い人気を誇る作品、NARUTO。
自分も未だにBSジャパンのアニメを見ておりますが
どちらかといえば少年時代の方が好きでして、
その少年編をまるっと収めたのがこの作品です。

といいつつザブザが出てこなかったり
(「あしたのジョー」でウルフ金串戦が無いような感じ)
音の五人衆が省略されてたりしますけども・・・。

さて、
本作にはストーリーモードと格闘モードがありまして、
メインであるストーリー(アルティメットミッションモード)は
主人公ナルトを操作して任務をこなしていくというつくりになっています。
で、早速始めたところ

naruto7.jpg

3Dで再現された木の葉の里を自在に動けることに驚かされました。
キャラクターのモデリングも出来が良く、
作画が不安定なことが多かったアニメよりいいんじゃないか
というくらいでした。
上記に加えて
巨大キャラバトル(ガマとかが戦う)も相当な迫力であり、
日頃ゲームのハイスペック化を快く思っていない自分も
これはマシンパワーあっての事なんだろうなと感心したのでした。

ただ、
動けるのは木の葉の里だけで
そこにいる里の人の多くは何のリアクションもないばかりか
話しかけることすらできず

naruto6.jpg
(原作で名前があるようなキャラは当然話しかけられる)

ものすごく広くて美しい町並みだけど
息が通っていない
早いはなし生きている感じがしないという
残念な事になっていたのでした。

あと任務はまだいいにしても
その合間に巻物集めという作業があり
里に散らばった巻物を回収していくのですが、
これが時間稼ぎイベント以外の何物でもない単調さなのに
集めないと技が増えないため集めざるを得ない・・・
でちょっとした苦行でした。

naruto5.jpg
(ラーメン屋での任務は食材集め)

一方の格闘モードは
キャラクターの出来が良いこともあって
とても楽しいです。
原作に合わせて三人セット(スリーマンセル)で選びますけど
操作するのは一人であとはサポートキャラとなり、
ボタン一発で援護(使った後はしばらく充電期間)という扱いです。

naruto4.jpg
naruto1.jpg
(初期から選べる12人。原作通りの組み合わせじゃなくてもOK)

とんだり跳ねたり飛び道具を飛ばしたりで
大味なのは間違いないですけれど、
それがスピーディかつテンポの良いバトルになっていて面白いです。
なかでも特に
各キャラクターに一つずつある奥義がいいです。
ゲームオリジナルの技なんですが
大仰な演出と豪快なアニメがわくわくさせてくれます。
内なる自分が大暴れするサクラはちょっとどうかと思いますが・・・(笑)。

naruto2.jpg
(テンテンちゃんの奥義)

なお奥義はきっかけの技がヒットすると
表示されるボタンを連続して押していけば発動し
押し損なうと回避されるという仕組みになっています。

naruto3.jpg
(ヒットした奥義。普通なら死にそう)

というわけで
キャラゲーの新時代を感じさせる部分も大いにありながら
結局のところ従来のキャラゲーの枠内にとどまった感のある本作。
既に発表されている2がどんなものになるのか非常に興味深いです。

※画像は(c)岸野・集英社・テレ東・ぴえろ・NBGI


NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム PlayStation3 the Best

NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム PlayStation3 the Best

  • 出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス
  • メディア: Video Game



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コメント 4

ケン

こんばんは。

>キャラゲーの新時代を感じさせる部分も大いにありながら
>結局のところ従来のキャラゲーの枠内にとどまった感のある本作。

遊んだことはないですが、雰囲気は伝わりました。
同じく福岡のガンバリオンは、Wiiで『ワンピース』のゲームを作ってますが、
こちらは対照的にフィールドをガッツリ作りこんでるらしいですね。
個人的に後者の路線を支持したいですが、どらおさんが驚くくらいだから、
『NARUTO』のグラフィックは相当すごいんでしょうね。
つまりキャラゲーにこそ、ゲームの現在が象徴的に現れるのかな。
(勝手に結論づけちゃいました…笑)
by ケン (2010-08-01 01:14) 

どらお

ケンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
(CINGがあんな事になりましたが)勢いを感じる福岡のゲーム会社のなかでも
リバーヒル系じゃなくて長崎のテクノソフト系であるとか
社長が女性とかで異彩を放っているガンバリオンですけど、
キャラゲーばかりなのにおおむね好評な物が多いというのが
一番すごいと思います。
『ワンピース』は砂漠の王女編くらいしか真面目に見てないので
Wii版が二作もみんセレに入ったとは知りつつ
手に取れずにいたのですが、
ちょっと遊んでみたくなってきました。
自分も後者の方が好きなので・・・(汗)。
それから確かに
今ごろはキャッチーじゃないと見向きもされないから
見た目に手間暇をかけて
そこで力尽きた感じというゲームが多いような気がしますね。
あと
本作のグラフィックは静止画像だと
ふーん、トゥーン系3Dかぁ・・・な感じですけども
動いているととても綺麗なんです♪
by どらお (2010-08-01 12:07) 

湯沢原

昨日、360版の2の体験版を遊んだところでした。
確かにグラフィックが素晴らしく、知らない人が見たら
「劇場版のアニメ」かと思ってしまうレベルですね。
ウワサには聞いてたものの、CC2すげぇ!と思ったのですが
遊んでみると、ゲームとしてはちょっと辛いかなーという印象。
操作性が非常に良いんですが、操作自体が今ひとつ面白く感じないというか
見せ場の見せ方が結局、なつかしのLDゲームと変わらないのが残念でした。
自分が期待する“忍者”のゲームではなかったせいかもしれません。

実は、NARUTO自体を読んだことがない(!)のですが
キャラクタに愛がないとここまでは作れないだろうなと感じました。
キャラゲーや続編じゃないと販売予測が立てられないという
昨今の事情もあるんでしょうが、技術力を持ったところが
愛を持ってキャラゲーを作れるようになってきたのは喜ばしいことですね。
by 湯沢原 (2010-08-03 00:40) 

どらお

湯沢原さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
LDゲーム云々というのは2の方針であるアニメ的演出の強化とか
ヘビーレインのヒットが影響してるのかなと思います。
期待されてた忍者との違いは
やっぱり人気作がバトル漫画になりがちな連載誌
ゆえのことかしら・・・。
それから
CC2といえばテイルコンチェルトな自分でしたけど、
会社として飛躍したのはドットハックやナルトなど
キャラゲーのヒットが要因なんですよね。
漫画とDVDを会社に常備とか
取り組む姿勢がいいなと思いました。
そのお陰でまたテイルコンチェルト的な作品も出せるようで
ホント良かったです。
by どらお (2010-08-04 09:52) 

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