資格検定DS（セガ）

庶民には景気回復が実感しづらい現在、
履歴書に書けるような資格は幾つあっても困らない存在なのですが、
取得には結構お金がかかります。
受験料は大抵5000円以上（1万円とかの物もある）ですし、
参考書も1000円以上、予備校は・・・という感じでして、
実際自分に合うかも分からない物に金はかけたくないですから、
興味はあるけど受けるには至らずって方も多いんじゃないでしょうか。

そんな中、このタイトルが発表され、
数ヶ月前から予約して購入したのでした。
で、自分が遊んで終わったら実家にあげようと思っていたのですけれど、
なんと、セーブデータが一人分しか作れません（汗）。
脳トレ系ゲームは家族で遊ぶのが基本のはずなのに、
何てこったといきなりゲンナリしてしまいました。
そして気を取り直してはじめた所、
ななななんと、
最初から受けられる資格は細分化されたジャンルから一個ずつだけという・・・。
それで、クリア（合格）すると次のが出てくるのですが、
本作には受験票という物があり、
一度の受験に付き一枚消費されるようになっているため、
すぐに受験票が無くなってしまうのです。
無くなった受験票は教養試験をクリアすると補充できますけど、
これがまた資格試験に出た教養問題ですので、
教養が豊富な人やクイズ好きな人、
試験前で教養試験本を読んでた人とかじゃない限りは苦痛だと思われます。
これも試験勉強になるっちゃなるんですが・・・。
実際のところ、新しい試験を見たいがために、
興味の無い試験を受けたい人なんて居ないでしょうし、
アイテムなどの余分な要素も含め何かと空回り感のある作品でした。
本作に求められているのはゲーム性ではなくカタログ的要素だということを、
あまり分かってなかったのかも知れません。

資格試験の収録数自体は多いですし、
女性の声がナビゲートしてくれたり、
いい感じの部分も幾つかあったのですけれど、
全体を通しては折角の好コンセプトを活かしきれずに終わっている感が強かったです。

ちなみに、一貫性の無い多くの資格を履歴書に羅列しても、
あんまり効果は無いそうです（汗）。

資格検定DS

• 出版社/メーカー: セガ
• 発売日: 2007/07/26
• メディア: ビデオゲーム

コメント 2

amazonの評価を覗いてみると、総じてどらおさんと同意見ですね。
ちょっといいなーと思ってた分、内容を聞くとなんとなくがっかりです。
そもそも、これを買う人は割と本気で試験を受けてみたい人だと思うので
中途半端にゲーム性を取り入れること自体がマイナスなんでしょうね。
というか、検定というくくりで作ったクイズゲームなのかなと思いました。

で、肝心のセガ検定はできるんですか？
by 湯沢原 (2007-08-17 00:00) 

湯沢原さん、コメント有難うございます。
さきほどアマゾンを見てきましたが、
予想以上の不評っぷりにビックリしました（汗）。
これほど出し手と受け手に認識の差があったソフトって、
結構珍しいような気がしてきました。
確かに、雑学系クイズゲームと言った方が
本作の内容を的確に表せるように思います。

セガ検定は・・・残念ながら無いみたいですね（＾＾；
ゾルゲール氏が制作なら入ってたでしょうが・・・
by どらお (2007-08-17 11:30)