ウィッシュルーム 天使の記憶(任天堂) [ニンテンドーDS]
「記憶」というタイトルの通り、
DS初期のアドベンチャーゲーム、
「アナザーコード」と同系統の推理アドベンチャーではありますが、
ストーリーの関連性はありません。
裏切った親友を撃ったものの、
彼が生きていると信じて探し続ける男が、
副業で行く事になったホテルで出会った、
年末の一晩を描いた作品です。
本作は推理アドベンチャーですけれど、
一般的な物のように派手な殺人事件がある訳ではありません。
キャラクターも今時流行りのアニメ絵ではなく、
ハードボイルドにふさわしい絵柄であり、
ラフな線を生かしたアニメと丁寧な背景が、
設定を更に活かしているように感じました。
加えてDS独自の操作法も、
「アナザーコード」のような取りあえず全部試したという感じではなく、
本体を畳むにしても、通り一遍でない使用法になっています。
ちなみに、本作は脳トレなどと同じく縦に持つタイプなのですが、
ワンダースワンのように文章が縦書きだからという理由では無く、
左に主人公、右に会話相手、もしくは、
左に目に見える風景、右に上から見たマップという構成になっています。
これが慣れると遊びやすく、
他のゲームを遊ぶ時も、つい縦に持ってしまったりしてました。
という訳で、好きな人は凄く気に入るタイプのゲームですが、
文を見ても分かるように地味な作品です。
そんな本作が売り切れるようなヒットを飛ばすあたりに、
DSのすさまじい普及を感じずにはおれませんでした。
落ち着いた大人の雰囲気の推理アドベンチャーで、
とても楽しめた作品でした。
ただ、移動をタッチペンで操作すると、
どうしてもタッチパネルの方に目が行ってしまうから、
歩き回るのは十字ボタンの方がよかったかなと・・・。
でも、そうすると今度は本体の縦持ちがしにくいので、
結局、今のスタイルに落ち着かざるを得なかったのでしょうね。
画面を縦に使った会話シーンは、
とても遊びやすかったし、雰囲気も出ていたと思います。
by setakemura (2007-02-16 16:27)
setakemuraさん、コメント有難うございます♪
パッケージが地味すぎるのは、
さすがにどうかと思いましたが、
流行に迎合しない、骨太な作品でしたね。
自分もタッチタイプのように、
左を見ながら移動できないか挑戦しましたが、
やはり駄目でした(汗)
それを込みにしても、
あのスタイルはいい感じでしたね。
by どらお (2007-02-17 12:23)