真・女神転生III NOCTURNE (アトラス) [プレイステーション2]
「ラチェット」の感想が2度目と気付き、健忘症への疑念を感じる今日この頃です。
※この感想はエンディングに関するものなので、これから遊ぶ予定の方、まだ遊ぶ方はご遠慮ください。
この作品、近い時期に出たXbox版に比べ随分内容が濃いです。こちらがオフライン専用という事もありますが、久々に番号が入っているだけの事はあると言える内容です。
個人的には、Xbox版で活躍していた一部の悪魔(エジプト系・鳥乙女系)が入っていないことに最初は不満でしたが、じきにどっぷりと作品世界に入っていきました。
話は変わって、ゲームから離れつつあるけれどシレンとメガテンだけは買う、という友人がいまして、本作も彼から貰ったのですが、その際に聞いた「1の時のようにプレイしたんだけど、バッドエンディングだった。楽しめたけど。」という一言がプレイ中にもずっと引っかかっていました。
プレイした方はもうお分かりかもしれませんが、友人は中道(ロウでもカオスでもない)エンディングを目指していたんですね。
自分の場合、プレイ前は気分しだいで行こうと思っていたのですが、案の定とでも言いますか、各勢力の首領たちの考えがホント極端でして・・・。ついていけません。で、中道を目指すことにしたのですが、その時また友人の言葉が思い出され、慎重にゲームを進めていくことにしました(ちなみに、各勢力につくのは比較的容易い)。
結局なんとか思い通りのエンディングを迎えることができ、満足感に浸ることができたのですが、80時間もかけてバッドエンディングだったとしたら自分はどうだったろう?と考えると複雑な気分になりました。
正直、自分と友人のプレイはほとんど同じと言っていい内容で、些細な選択の違いがあっただけでした。それでこの差はひどいんでないの?という感じです。
あと、真のエンディングをどれか選べ、となると中道エンディングになると思いますが、そのパートナーがある意味本作の騒動の元凶とも言える人物なので、人によっては「あの人だけは許せない」と感じるかもしれませんし、おかしくなってしまった友人たちもこの騒動が無ければ問題なく暮らせていたと自分も思います。純粋な気持ちから混沌を引き起こしていたという事で何とか許せましたが、手放しに支持したい気にはなれませんでした。
なんだかんだ言っても、名作であることに疑いの余地はない本作ですが、後に付加価値をつけた改良版が発売されたのは、やや興ざめでした。期待ほど売れなかったというビジネス上の理由もあるでしょうが、こういうファンをコケにしたような事をされると、いい気持ちはしません。そんな作品が多すぎると感じる今日この頃です。
ちなみに、そういう傾向があると感じたシリーズは、最終版と思われるものが出るまで購入しない事にしています。
(毎日ゲームクエストに投稿したものです)
真・女神転生III ~NOCTURNE PlayStation 2 the Best
- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2004/08/05
- メディア: ビデオゲーム
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