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エリーのアトリエ(ガスト) [プレイステーション]

現在まで(主にプレイステーション系ハードで)つづくアトリエシリーズ。
初代マリーの功績は言うまでもないですが、
この二代目エリーのヒットで軌道に乗ったのは間違いないでしょう。

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(初代主人公マリーをエリーの方が描いたらこんな感じ)

自分も初代は発売当初にプレイして
結構ハマっていたのですけれど、
後に移植されたセガサターン版の追加エンディングに
自分が期待していたものがあった事につむじを曲げ(ありがち)
続編よりオリジナル作品優先というプレイスタイルもあいまって
アトリエシリーズからは久しく遠ざかっておりました。

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(山出しな感じが随所に見られる本作主人公・エリー)

ですが最近になって
ゲームアーカイブス(初代プレイステーションソフトのダウンロード購入)を
PSPで遊ぶのが実に楽ちんで気に入ってしまい、
その流れでエリー初プレイ(PSPにて)となりました。

錬金術師が主人公ということで、
和製ロールプレイングゲームの定番でもある
中世欧州風な雰囲気のこのゲーム。
実際のプレイ感はむしろときメモなどのパラメータ上げゲームに近いです。

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(集めた材料を調合)

もちろん冒険の要素もあり、
仲間を雇うなりして材料集めの旅にも出ますけれど、
何せ錬金術師というのは学者みたいなものなので
主人公のエリーも実に弱く
終盤まではパーティのお荷物という立場です。
ボス格の敵も必ず倒さなきゃいけないという訳ではないため
アドベンチャーゲームのアクセントくらいの存在にとどまっております。

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(戦闘画面。これは年末の武闘大会)

そんなわけで前作の改良版的なシステムに、
田舎からザールブルグにやってきたエリーが
アカデミーに入学して錬金術師を目指すという
新規ストーリーを乗っけた本作ですが、
自由度の高かった前作以上に
これといった目的がありません。

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(試験にはゲーム内容のテストもあるので油断は禁物)

一応、
病気を治してもらった旅の錬金術師(錬金術師を目指すきっかけでもある)に
会ってお礼が言いたいというのはありますけれど、
最後まで会えずともバッドエンディングにはなりませんし、
是が非でも優秀な成績で卒業したいとか
錬金術で何かを作り出したいという目標もないので、
明確なゴールが無いと・・・という方だと遊びづらいかも知れません。
ちなみに錬金術の名の由来である金を作り出せたとしても
エンディングはおろか特別なイベントすら起こらないです(汗)。

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なお続編ということで、
マリー以外にも前作の登場人物がちょっと成長した姿でやたらと登場し、
前作を遊んだ方なら更に楽しめるようになっています。
個人的には
前作でつむじを曲げる原因となったキャラクターが
いきなり結婚してショックでしたけど・・・(笑)。
そうそう、
ときメモ的プレイ感と書きましたが
実際本作では恋愛イベントも追加されており、
そのお相手は(主人公が女性だけに)すべて男性キャラなので
女性向けギャルゲー、つまり乙女ゲーのはしりという一面もあります。

システムを改良してやれる事を増やし、
主人公を代えつつも前作プレイヤーへの配慮も行き届いているという
理想的な続編と言っていいでしょう。

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※画像は(c)ガスト


エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~ PlayStation the Best

エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~ PlayStation the Best

  • 出版社/メーカー: ガスト
  • メディア: Video Game



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コメント 4

宵乃

こんにちは。
このシリーズ、何個かまとめて買ったんですけど、やってみたらどう進めたらいいのかわからなくて放り出してしまいました(笑)
主人公弱いですよね~。
時間のある時に、また挑戦してみようかな。
by 宵乃 (2011-07-31 10:08) 

setakemura

ちょうど今遊んでいる「ノーラと刻の工房」が、
アトリエシリーズと世界樹のコラボということで、
マリーやエリーが懐かしくなっていたところです。
エリーは、初代に比べてアイテムの完成度を問われるなど
ゲームが複雑化する方向に進んで、
全部を100%にしたかった当時の私には、
ちょっと辛かったです。
そのせいもあって、エリーと一緒にアトリエシリーズも
卒業してしまいました。

でも、サターン版のマリーの追加エンディングには、
今更ですが、興味津々です。
by setakemura (2011-07-31 13:30) 

どらお

宵乃さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうなんですよね。
自由度の高さと明確な目的のなさが相まって
慣れるまでは何をすればいいのか分かりづらいのが
アトリエシリーズの特徴(今のは知らないけど)だと思います。
なお
主人公の弱さは傭兵でカバーするのですけれど、
資金繰りが大変な初期は苦しかったです。
同行に金のかからない友人は同業者(錬金術師)なんで・・・(汗)。
by どらお (2011-07-31 14:22) 

どらお

setakemuraさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ノーラは自分も気になっているのですが、
時間かかりそう・・・とまだ手を出せずにおります。
それから、言われてみるとそうですね、
オリジナル調合はまだしも
完成度は難易度を上げるだけだったように思います。
頼まれた品をせっかく作ったのに
ケチを付けられるわ評価は下がるわ値切られるわで
散々な気分だったのを思い出しました(汗)。
というわけで
自分は雰囲気がガラリと変わるまでの
ザールブルグシリーズは一通り遊んでみるつもりです。
そういえば
プレステ版ものちにマリーのアトリエプラスというのが出て
それはサターン版とほぼ同じみたいです。
でPS3のゲームアーカイブスはマリーのアトリエプラスという・・・
なんて商売上手なんでしょう(笑)。
by どらお (2011-07-31 14:32) 

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