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38万キロの虚空(システムサコム) [パソコン]

2049年、環境悪化と人口飽和からスペースコロニーが作られることになり、
そのオープンセレモニーの取材に赴く記者が主人公のアドベンチャーゲームです。

記者ゆえに、記事のインパクトを強くするため、
計画に対しての自分のスタンスを明確にする必要があり、
それが選択肢となっていくのですが、
基本的にゲーム性は高くありません。
一度もゲームオーバーになりませんでしたし・・・。
しかしながら、
近年のゲームにもあまり無いような深く掘り下げた設定、
人物ごとに別ウィンドウが開くしかけ、
SF小説を読んでいるかと思わせるほどの豊富なテキスト、
作品に合った音楽など、
全体的なつくりが丁寧で、
最後まで飽きずにプレイすることが出来ました。
人口飽和で地上に住む場所が無いという辺りは見込みが外れた感もありますが、
本格的ネット社会など、かなり先見の明があって古さを感じさせない話でした。
家庭用アドベンチャーゲームでも本格的SFはほとんどありませんので、
そういう意味でも貴重な作品だと思います。

終盤の人物の関連づけが若干面倒でしたが・・・(汗)

本作はX68000とPC-9801で発売されており、
X68Kの方がグラフィックが綺麗なんですけれど、
現在EGGで遊べるのは98版となっています。


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