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イーハトーヴォ物語(ヘクト) [スーパーファミコン]

宮沢賢治の作品を舞台にした、
RPG風アドベンチャーゲームです。
この作品自体の知名度は低いですが、
プレイした人の評判は良く、
中古価格もなかなか下がりませんでした。

物語は「貝の火」から「銀河鉄道の夜」までの9章で、
「グスコーブドリの伝記」「セロ弾きのゴーシュ」のような
有名作もきちんと入っており、
それ以外の作品からも登場しているので、
賢治の作品が好きな人なら、隅々まで楽しめると思います。
ある意味、ごった煮的構成でありながら、
ちゃんと一本筋が通った構成なのは、
賢治作品の世界観が共通しているのに加え、
制作者がきちんと理解、消化してから表現していたからだと思われます。

湯水の如く、金と人を使った作品が主流になる中、
手間暇をかけて作った小品は、もう出てこないのだろうか?
と少し悲しい気持ちになる今日この頃です。


イーハトーヴォ物語

イーハトーヴォ物語

  • 出版社/メーカー: ヘクト
  • 発売日: 1993/03/05
  • メディア: ビデオゲーム


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コメント 5

setakemura

こんにちは。
これは独特な雰囲気のある作品でしたね。
章立てされたもの以外にも、
線路の踏み切りのところにある信号機にもちゃんと物語があって、
本当に細部までよく作られていると感心しました。
私は中古で買いましたが、ずっと手放さずに繰り返し楽しんでおりました。
by setakemura (2006-11-16 00:13) 

どらお

setakemuraさん、こんにちは。
コメント有難うございます。
あまり類似作の無いような雰囲気でしたよね。
そうそう、おっしゃるように、
細かい部分のこだわりようが、
知っている人には心地よい作りでした。
こういうゲームが増えていれば、
ゲームの地位向上も早かったと思うんですけどね~
by どらお (2006-11-16 13:33) 

湯沢原

中古屋でパッケージを見る度に気になっていたのですが
なるほど、面白そうですね。
あの言葉遣いなんかも再現されてるんでしょうか?

ゲームへの手間の掛け方はメーカーそれぞれですが
見え難い内側とわかりやすい外側では、セールス的な面で
どうしても外側に比重が大きくなってしまうのは致し方ありません。
長く楽しめるものは、内側にこそ、惜しまぬ手間が掛かってるんですけどね。
by 湯沢原 (2006-11-17 20:42) 

はるたん

私も遊びましたよ~^^
宮沢賢治好きで♪ゲームは一度クリアしたけれど・・
どんなゲームだったかな??って。忘れちゃった;
まだ大事に持ってるから遊んでみたくなりましたw
あ・・あと、本も読み返そうかな!
by はるたん (2006-11-18 00:12) 

どらお

コメント有難うございます♪
>湯沢原さん
面白かったですよ♪
ただ、ゲーム性は低いので、
賢治に思い入れのないゲーマーだと、
辛いと思います(汗)
ちなみに、
ニンテンドウパワーの書き換えでも本作がありました。
旧仮名遣いこそ無いですが、
セリフは雰囲気を維持してましたよ(^^)
>長く楽しめるものは、内側にこそ、惜しまぬ手間が掛かってる
まさにそうですね。
ポケモンの大ヒットが、
今でもそれが通用する事を証明していると思うのですが・・・。

>みかんさん
みかんさんも遊ばれましたか♪
内容は、
主人公(オリジナルキャラで自分の分身)が、
賢治の手がかりを探して、
各話に散らばっている手帳を集めるというものでした。
本と言えば、
青空文庫にも賢治作品がたくさんありますよ(^^)
by どらお (2006-11-18 13:29) 

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