新日本プロレス 闘魂烈伝4(トミー) [ドリームキャスト]
国内プロレスゲームの三本柱が全て揃っているドリキャスって、ほんとにマニアックなハードだな~と前から思っていましたが、新日本プロレスを題材にした闘魂烈伝はプレステのソフトという印象が強かったので、DCへの登場はちょっと意外でした。
人材の移籍や新団体の発足・廃業など、動きがやたらと激しいプロレス界ですので、’99年発売のこの作品も現在から見ると随分様子が違います(安田が新日軍にいたり、とか)。
ただ、野球やサッカーに比べると、古いデータで遊ぶのも妙に楽しく感じられます。
さて、この作品を語るうえで外せないのが、三すくみシステムです。
従来のプロレスゲームでは、腰を落とす瞬間のきわどいタイミングでの入力や、入力の早さで技が入っていましたので、熟練プレイヤーとの勝負は、かなり分が悪いものとなっていました。
しかし、この三すくみシステムでは、打撃技・投げ技・関節技がジャンケンのようになっていて、打撃は投げ、投げは関節、関節は打撃に強くなっているので、読み重視の試合が満喫できます。例え相手が打撃連打の情緒のない攻撃をしてこようとも、関節技という対抗策があるので、あまりストレスが溜まりません。
ただ、不満なところもありました。まず、隠しキャラが豪華すぎることが挙げられます。猪木、坂口、マサ斎藤、長州って本編よりも使いたいキャラばかりで、条件を満たさないと出てこないなんて、ひどすぎます。
猪木の入場シーンが派手だったり、インタビューが全員あったりと手間もかかっています。そんな訳で、タイトル画面でL・X・A・A・A・A・A・Rボタンで効果音がなったら全員使える、というコマンドを書いておきます。
あと、リングアナとレフェリーも使えるようになりますが、全くの蛇足です。山本小鉄やストロング小林、みちのくの他の選手などを入れてくれた方が良かったです。
エディット選手も、かなりこだわって作ることができるので、長く楽しめる作品です。(文中敬称略)
そういえば、このゲームの開発をしていたユークス、今では新日本プロレスの親会社です。ついこの間のようでも随分年月が経ってるんだな・・・と思いました。
(毎日ゲームクエストに投稿した物を再構成しました)
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