侍道２（スパイク）

（侍道２のネタバレプレイ日記・最終回です。）
　
　さて、小金を貯めたので名の無い少女に字を教えてやれる事になった。
何日かかるのだろうと心配していたが、一日で随分覚えてしまった。神童である。そして、半紙に「さよ」と書いてきた。
どうやら、さよという名前だったようだ。昔そんな名前の巫女が居たような気がする。思いのほか金が余ったので、病気の親の面倒を見ている娘にいろいろ買ってやった。

　数日後、さよに誘われて祭りに行った。年頃の娘と行けないのは不甲斐ないが、一人だったら行かないので良しとしよう。
で、露店を冷やかしたりして楽しんでいたのだが、突然男のような女が率いる青門組の連中が、奉行・黒羽三河守を襲撃してきた。さよを守るのが優先ではあるが、男女に武藤が押し込まれていたので、助勢して、撃退することに成功した。だが、町人にも被害が及び、祭は凄惨な物になってしまった。

　悪いことは続くようだ。翌日、診療所が奉行の手の者に焼かれた上、弦庵も武藤に斬られてしまった。危険な薬の原料になる芥子のような花を植えていたのが理由のようだが、貧しい病人の今後を考えると暗澹たる気持ちになる。

　そして長屋に帰ってくると、美しい女が待っていた。残念ながら全く心当たりが無い。案の定、お迎えの台詞は「お命頂戴！」だった。この”おぼろ”という女忍者、手強い。とりあえず逃げる事にした。
　体力をつけようと店を探し回っている所に”隠密”の男が切りかかってきた。奴も強かったが、死闘の末になんとか仕留めた。そして奴の所持品、桜旋風という忍刀を手に入れた。なかなかの業物である。
　虎の子の朝鮮人参をかじりつつ、再度おぼろとの戦いに出向いた。長かった。かろうじて倒すことが出来た。さっきの隠密といい「死して屍拾う者なし」である。哀れな奴らだ。おぼろの亡骸から忍刀・浮雲小太刀を手に入れた。

　翌日、青門組がさよを探していた。どうやら連れ去ろうとしているらしい。仕方ない、こちらから出向く事にする。

・・・忍びとの激闘を制した自分にとって、やくざ者が束で来ようが敵ではなかった。ただ、首領の男から、自分が字の読み書きを教えたばかりに、知らずに弦庵の薬物製法書を見てしまったさよが麻薬の製法を覚えてしまったという、信じたくないような事実を聞いてしまった。もはや、その製法を知るのはさよだけらしい。

　さよが危ない！と急いで戻ったが、奉行所に連れて行かれた後だった。ついに武藤たちと袂を分かつ時が来たようだ。
　かつて親しい言葉を交わすこともあった同心たちを次々に切り捨て、進んだ先に待っていたのは武藤だった。国の為にも被害が広がらないうちに麻薬の製法を葬り去りたいらしい。奴の言う事にも一理あるが、年端の行かない子供を殺させるわけにはいかない。一刻も早く武藤を倒さねば。
　
　結局、戦いはあっけなく終わった。奴も民の幸せを無視したような大義には疑問を感じていたようだ。無二の親友にもなれたかも知れなかったのにと思うと、ただ、悲しい。
　武藤が密かに牢に隠していてくれたお陰で、さよは無事だった。黒羽に死ぬまで追及を止めないと言われたが、さよには手を出さない事にしたようだ。そして・・・。

　一人で旅に出ることにした。遊郭の連中に見送られ、天原を後にしようと歩き始めた前方に、さよが立っていた。そして、地面に何か書いているので見てみると、「あたしもいっしょにいく」・・・そうか、好きにするがいい。その方がこちらも張りがあっていいのかも知れんし。嫁に出すまで小銭でも貯めるとするか・・・なぁ、さよ。
（おわりです。読んでくださり、有難うございました）

コメント 2

どらおさんこんばんわ！なつゲーのゴンです。
1月からブログを開設されていたとは…。いやはや今日知りました（汗。
前作にあたる？侍は持っているのですが、これはスルーしていました。
やはりプレイヤーの行動によってシナリオが変化していくのですかね？なかなかおもしろそう…。
どらおさんが意外にも様々なものをプレイされていて驚きです。
これからもチェックチェックさせて頂きますねｖ
でわでわ。
by ゴン (2006-05-05 01:03) 

ゴンさん、こんにちは。訪問とコメント、有難うございます♪
コッソリ始めていたので、気付いていただけて幸いです。
本作は、３勢力のどこに肩入れするかで方向性が決まるんですよ。
その辺りは前作を踏襲しているようですね。
次に忍道を遊ぶか、前作を遊ぶかで悩んでおります（汗）
そろそろネタ切れ気味ですが、
雑食ゲーマーの隠れ家への、またの訪問をお待ちしております～
by どらお (2006-05-05 14:58)