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N.U.D.E.@(マイクロソフト) [Xbox]

 現在では、あまりにもゲームの発売本数が増えた為「珍しそうなジャンルだから、試しに」というような買い方が難しくなっています。

 本作も「ピカチュウげんきでちゅう」のギャル版?と思いつつも買わずにいたのですが、Xbox惨敗確定時に大手スーパーが売り場を縮小する際、一斉ワゴンセールになったので、恥を忍んで(パッケージがデザイン・大きさともに恥ずかしい)買ってきました。

 ジャンルは、「シーマン」以降、本数は少ないものの多機種で出ている、1(プレイヤー)対1(COM)のマイクコミュニケーションゲームです。

 ちなみに、ある企業が開発した人型ロボットを、プレイヤーがモニター使用するというバックストーリーが存在しています。

 そのロボットが、何と言うかメイドタイプなのですが、顔は美少女系でボディは見るからにロボットという、いわゆる「萌え」系の方には辛いと思われるデザインです。
 声も声優ではなくて機械的なものであり、ロボットを前面に出そうとしている意図は窺えるのですが、ならばメイド少女にする必要も無かったのでは?と思いました。

 さて、納品された時は何にも分からない状態のロボに、あれこれと教えて掃除や料理などをさせていく訳ですけれど、今でこそDSの犬たちに「ふせ!」とか言って喜んでいる自分も、初マイクゲーム(バンゲリングベイ等は除く)のプレッシャーは尋常ではありませんでした。

 でも、コミュニケーションが円滑にとれるようになって来ると、何だか嬉しくなってきます。

(以下一部ネタバレ)

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真・女神転生 NINE スタンドアローン版(アトラス) [Xbox]

 近未来。核で破壊された東京では、人類は地下に居住せざるを得ず、旧東京をモチーフにした電脳空間にダイブして過ごすことが流行していた・・・。

 本作ではこの電脳空間が舞台であるため、デジタルデビル色がさらに強くなっており、悪魔のカスタマイズも圧縮・暗号化・プラグインソフト化など、それらしくなっています。

 一番の新要素は、電脳空間内のネット対戦ともいうべきRTSバトルでしょう。複数のパーティーを配置して仲間パーティーと共に敵の本陣を目指す陣取りゲームのようなものですが、リアルタイムで進行する上、コツを飲み込むまでに少々時間がかかるのでメガテン経験者でも苦労するかもしれません。ちなみに、序盤で仲魔になるスフィンクスをプラグインアイテムにすると割合楽に戦えます。

 通常戦闘では、複数の仲魔で同じ特技(魔法)を使った際に発生する多重攻撃がとにかく強力なので、うまい多重攻撃を出せるメンバーのほうが、レベル的に豪華なメンバーよりもはるかに強いです。
 これは敵にも言えることで、強力な一匹(ボスとか)よりも、鳥人グループの方が脅威だったりします。相手パーティーは同種の悪魔が複数いることも多く、通常エンカウントだからといって少しも油断できません。
 なお、主人公も装備品に付いている特技や魔法を使うことによって多重攻撃に参加できますが、主人公が倒されると即ゲームオーバーというシビアなルールなので、安全に行くなら後列を指定席にせざるを得ません。ただ、前列の四人で繰り出すデスバウンドのすさまじい破壊力などは魅力で、前列に出したい衝動に駆られることも多かったです。

 それから、おなじみの悪魔との交渉は相変わらず面白く、うまく会話できれば通常戦闘をろくにせずとも先に進めるうえ、多様なアイテムも入手できます(主人公はストーリー進行と特殊アイテムによるレベルアップであり、悪魔も合体で強化するため、経験値稼ぎのための戦闘は無い)。ただ、戦闘を重ねないと作れない種族もあるというのが憎いところです。

 ストーリーは、電脳空間でユーザーと共にいるナビが、悪魔の形を模して作られたプログラムに過ぎないのか、それとも欲の香りに惹かれてきた本物の悪魔なのかという疑問から始まり、ゴトウやスティーブン、ケルベロスなどという懐かしい名前も絡みつつ、ロウとカオスの対立へと進んでゆくのですが、エンディングを迎えてもすっきりしないあたりはやはりメガテン、といったところです。
 メガテンを遊ぶ度に感じることに、いくら純粋であろうとも、話してわかり合えない人間ほど悲しい存在はなく、大勢の人間がいる社会で生きていく限り協調性や折り合いといったものが必要である、というものがあります。悪魔の方が会話で戦闘を回避できるというのは痛烈な皮肉かもしれません。
 余談ですが、本作ではネット依存についても皮肉な表現が満載です。

 そういえば本作が発表された当時、悪魔絵師こと金子氏の描く色気のあるお姉ちゃんが好きだった私はキャラクターデザイナーの変更に若干不安があったのですが、プレイしたところ、あっさり馴染んでしまいました。今回のデザインの梅津氏が、初代メガテンの北爪氏と系統が近いのが大きかったのだと思います。

 何かと敷居が高そうな雰囲気が漂う作品ですけれど、遊んでみて損のない作品です。古くからのRPG好きには男女かかわらずプレイしてもらいたいです。主人公の性別も選べますので。

(毎日ゲームクエストに投稿した物を一部修正しました)

真・女神転生 NINE スタンドアローン版(通常版)

真・女神転生 NINE スタンドアローン版(通常版)

  • 出版社/メーカー: アトラス
  • 発売日: 2002/12/05
  • メディア: ビデオゲーム


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HALO(マイクロソフト) [Xbox]

 X-boxの看板タイトルを期待されて登場しながら、小ヒットに終ってしまった作品です。
 
 初期のトラブル等から既に衰勢にあった、とも言える本体のソフトとしては頑張った方なのですが、本家米国での大ヒットを考えると、やはり物足りなさ過ぎる結果だったと言わざるを得ません。
 
 さて、数々の作品のヒットもあり、かつてのイメージが払拭された感のある洋ゲー。本作も例外ではなく、(当時の)家庭用ゲームとしては最高級の美しい画面、小隊を組んで登場する敵の思考ルーチン、意外なほどに遊びやすい難易度バランスなどなど、隔世の感を禁じえない総合力の高い作品に仕上がっています。
 
 個人的に気に入った、NPCの仲間を救出し戦闘車輌に同乗する場面では、前に乗って操縦するか後ろで機銃掃射に勤しむかを選べるため、1場面で2度楽しめます。
 
 話自体は、よくある侵略エイリアン系のSFですが、映画のような展開は、それなりに手に汗握る物がありました。
 
 FPS(一人称シューティング)の宿命で、耐性が無い人の場合(自分含む)酔ってしまうという難点はありますけれど、それを補って余りある良いゲームだったと思います。

(毎日ゲームクエストに投稿したものです)

HALO

HALO

  • 出版社/メーカー: マイクロソフト
  • 発売日: 2002/04/25
  • メディア: ビデオゲーム


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ジョッキーズロード(マイクロソフト) [Xbox]

 この「ジョッキーズロード」は、北海道の牧場育ちの少年が、中央競馬の栗東(滋賀県)所属の騎手として成長していく物語です。

 操作法は独特です。二本のアナログスティックをそれぞれ左右の手綱に見立て、加速は両方を馬の動きに合わせて押し出し、逆に減速は両方を手前に引き、左右の移動は行きたい方向のスティックを引いてやる、といった感じで騎乗馬を操ります。
 施設の中に練習場があるので、いきなりぶっつけ本番というような事は無いですが、スタートに関しては練習と本番でかなり勝手が違うため、「おっと、一頭出遅れた」なんてバツの悪い思いをしつつ体内時計にしっかり覚えさせなければなりません。
ただ、そうやって「ポーンと好ダッシュ」を決められるようになっても、3日とか間隔を開けてしまうとタイミングをすっかり忘れてしまうので、競技におけるブランクの恐ろしさが良く分かります。

 さて、スポーツと言われる事も多い競馬ですが、実際のところ走るのは馬ですので、完璧に近い乗り方でも勝てない馬もいれば、適当に流しても勝てる馬もいます。
 で、プレイヤーですけども、ゲーム開始当初は「あんちゃん」と呼ばれる新人ジョッキーなので、強い馬にはそうそう乗せてもらえません。そういった状況で騎乗技術のある奴だと認めさせるには、掲示板(5着以内)もどうかという馬に乗って好走する必要があります。しかし、そうする為には技術を上げること以上に、馬の癖を頭に叩き込むことが重要です。それを疎かにしていると、逃げ先行タイプなのにダッシュ力の無いような馬の場合いきなり置いてきぼりを食い、飛越の下手な馬(障害レースもあります)では減速を怠り障害の度につんのめる羽目になってしまいます。
なかでも、一番困るのはヨレ癖のある馬で、うっかり逆方向のムチをいれるような事をすれば激しく斜行してしまい、重いペナルティーを食らってしまうことにもなりかねません。

 なお、本作のウリでもあるストーリーは、さわやか競馬漫画といった感じで面白いのですが、どちらかというとストーリーよりの構成である為、いくつか操作できない(ムービーが流れる)レースがあり、そこに不満を感じる方もいるかもしれません。自分も最初は唖然としました。

 そのストーリー上の演出で特筆すべきなのが、「じらし」です。そもそも、じらすというのは、うまくいけばより良い印象を与えうる反面、やり方を誤れば一気に興味を失わせてしまう諸刃の剣のような演出法と言えます。しかし、本作の「じらし」技はなかなか巧いと感じました。

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