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脳力トレーナー(セガトイズ) [玩具]

以前から名門として知られていた東北大学工学部ですが、
川島教授および、いわゆる脳トレで更に有名になったのは間違いないでしょう。

そんな脳トレブームも
DSで出た任天堂の『脳を鍛える大人のDSトレーニング』が
本体を牽引するほどの大ブレイクを果たしたことから、
それが第一に思い浮かぶ方が多いと思われます。

まずドリル形式の書籍がヒットを飛ばし、
それを経てゲームにやってきたというのが
本当のところです。

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書店でコーナーが出来たくらいなので
ドリルを覚えている方は少なからず居るでしょう。
ですが
DSでブームを巻き起こす以前に
セガ(トイズ)から脳トレ系ゲームが出ていたことを知る人は
ほとんど居ないのではないかと思われます。

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(閉じた雰囲気は書籍風)

残念ながらゲーム史には残りそうもないですけれど、
おもちゃとしては結構なヒットを飛ばしたのが
この『脳力トレーナー』です。

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(開けてみたところ)

蓋付きの分厚い電卓といった出で立ちの本作は、
電卓っぽい見た目が示すように
数字系のトレーニングだけが収録されており、
メインは計算100問、
加えて
1~120までの数字を声に出して数え
終了したらストップキーを押すという
実にアナログなカウンティングテスト、
直前と三個前の数字をひたすら足し続けるチャレンジテスト、
いっぺんに表示される30個の数字を暗記して答えるメモリーテスト、
この四つが収録されています。

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(割り算以外の単純計算ばかりだが中には穴埋めも)

パッケージに(東北大だからか)伊達政宗のような兜をかぶった脳が描かれているように
悩める脳民を100人救え!(計算100問のこと)とか
計算終了後の演出で馬に乗った武者が表示されるなど、
戦国時代風を意識した感じはあるのですけれど、
ストーリーはおろか
他には全くそういう気配が感じられず、
ただの謎演出にとどまっていたのが実に中途半端でした。

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(謎演出)

ただ
成績によって一輪の花がアニメ表示され
何分咲きのように判定されるのは、
後のDS版同様モチベーションになったように思います。

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ゲーム機というだけで敬遠してしまう層には
今でも需要があるような気もする本作。
目を付けるのが早い(けれど大きな果実は収穫できないことが多い)
セガの本領発揮といった感もありました。

※画像は(c)セガトイズ


脳力トレーナー

脳力トレーナー

  • 出版社/メーカー: セガトイズ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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ポケットメイト だいちのアドベンチャー(タカラトミー・ミスタードーナツ) [玩具]

その昔、
小学生の半ズボンのポケットに収まるような
その名も『ポケットメイト』というおもちゃのシリーズがあり、
手頃な価格もあってかなりの人気を博しました。
現在トレカのパックがぶら下がっているような感じで
おもちゃ屋さんには大抵ポケットメイトのコーナーがあったものです。
携帯ゲームのはしりと言っていいのかも知れません。

中でも
銀玉を動かして障害物を越えていく『フィールドアスレチック』は
歯ごたえのある難易度と飽きづらい作りのおかげで
長い間楽しませてもらいました。
遠足なんかにも持って行き(で皆で遊ぶ)
どれだけ元を取ったか・・・という感じです。

そんなポケットメイトもレトロブームの影響で近年復刻され、
第一弾にアスレチックが無いな・・・と思っていたら
後になって出たけど気づく前に市場から消滅という目に遭い、
もう遊べないだろうと半分あきらめておりました。

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(箱は無くビニール袋入り・取説つき)

が、そんな折
ミスタードーナツのキッズセットで
ポケットメイトが登場すると聞き、
アスレチックの運命や如何にと注目していたところ
無事『アドベンチャー』と名前を変えて登場したのでした。

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(スタート地点)

基本、自分が遊んでいた頃の物と同じですけれど、
台紙のデザインが一新され
ポン・デ・ライオンと仲間たちが描かれています
(他のシリーズも全てポン・デ・ライオンと仲間たち仕様)。

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(ターンベースはスタート時に手前側に置いておくべし)

なお
台紙とパーツの色違いで
前期『だいちのアドベンチャー』後期『うみのアドベンチャー』の二種類がありますので
お好みでどうぞ(単品だと300円)。

mis005.JPG
(序盤の難関。ふるいで粉砂糖をふる感じ?で丁寧に叩こう)

というわけで
ポケットメイトってありますか?とミスドのお姉さんに聞いて
おやつを食べるついでに(を装って)
買ってきました。
いやほんと、懐かしかったです。

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(レバー式の回転盤は仕掛けとしては面白いが難関ではない)

開封時にはさまっていた銀玉がなかなか抜けず
逆さにしてバンバンたたいているうちに
いろいろと記憶が蘇ってきました。
自転車の乗り方のように身体で覚えていたようです。

mis007.JPG
(一番の難関、いかだ渡り)

ただ、
材質のプラスチックの滑りが良くなったのか
最難関のいかだが記憶ほど難しくなく、
あら・・・とちょっと拍子抜けしてしまった部分がありました。
まさか上達したなんて事は・・・

mis008.JPG
(ゴール)

※画像は(c)タカラトミー・ミスタードーナツ

公式サイト(取説や攻略情報もあり)
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