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Tearaway テラウェイ ~はがれた世界の大冒険~(SCE) [PS Vita]

あと数時間しかありませんが・・・
本年度のどらお版ゲームオブザイヤーは、
PSVitaのテラウェイに決まりました!
本作が出る前は拮抗していた年度ナンバーワン争いも
この作品登場によりあっさり決着したのでした。

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(主人公・アトイ。男の子版も選択可能)

ジャンルは3Dアクションアドベンチャーになります。
つまり・・・
私の苦手とするジャンルです(汗)。

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しかしながら
難易度が易しめで、
失敗時のペナルティがほとんど無く(ちょっと戻されるだけ)、
自分で視点をグルグル回したりしない限りは酔うこともない、
それでいてぬるすぎる感も無いという
おもてなしの心に満ちあふれたつくりゆえ、
全くストレスを感じずエンディングまで遊ぶことができました。

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そして特筆すべきなのが、
無理なくVitaの諸機能を使わせていること。
これまでは背面タッチパッドなんて
使っているソフトこそあったものの、
とりあえず使ってみたみたいなありきたりな用法ばかりでした。
それがこのテラウェイでは
存在感たっぷりな使い方をされています。
正直最初見たときはじぇじぇじぇ!となりましたよ。
何せ指がドーン!って出てくるのですから。

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カメラにしても
いかにもな使われ方ではなく、
この世界の太陽に開いてしまった穴から
何か顔が覗いてるな~・・・と思っていたら
自分の顔だった(爆)みたいな
プレイヤー強制参加的仕掛けだったり、
そこら辺の物を撮影すると

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それがキャラクターの柄になったりという風に
内外両面のカメラを上手く使わせてくれています。

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静電式ゆえDS系のような細かい判定が苦手な
タッチスクリーン(表面)も、
登場人物の身につける物をざっくり切り抜いて

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付けてあげるという創造性をかきたてるものや、

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道中にある障害を
主人公のためにどけてあげたり、
プレゼントボックスなどを開封してあげたり
敵を撃退する手助けをしたりする
サポートにも活用されており、
ワクワク、感心させられっぱなしでした。
あ、
モーションセンサーを使ったバランスものや
声を使う場面もあるため、
寝ながらプレイや暗い中でのプレイには
ちょっと無理があります。
ご注意を。

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お話としては、
紙の世界にある太陽に突然開いてしまった
穴から世界を覗く顔、
その名も「かみサマ」に
特別なメッセージを届けるため、
主人公の封筒が冒険の旅をするというものです。

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あと少しで届きそう・・・となると
なぜか語り部が邪魔をして
次のステージに進むという、
「君の名は」的じれったさを伴いつつ、
まだ先を遊べることを喜びながら
どんどんと進んでいくわけです。

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ストーリーそのものは
そんなに饒舌じゃないですし、
やや薄めの味付けと言っていいくらいなのですけれど、
何か一つ一つが心に訴えてくるというか
胸にしみるものとなっています。

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先述の諸機能を使ったいろいろな試みや、
デザインをはじめとして
ステージ構成、演出、効果音などなど
紙の世界という設定を生かし切ったことが、
面白さや楽しさ、美しさにつながっているのは
間違いありません。

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そんな
本作の制作陣には拍手喝采を送りたいと思います。
日本のスタジオじゃないのが
悔しいようなうらやましいような・・・。

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そうそう、
このテラウェイはゲーム内にとどまらず、
ゲームと連動した特設サイトから
ペーパークラフトの設計図をダウンロードすることで
さらに楽しむことができます。

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紙の世界を舞台としたゲームだけあって、
ゲームに出てきたキャラクターそっくりの
ペーパークラフトを作ることが出来ます。
ちょっと時間はかかりますけど
達成感もありますよ。

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というわけで
良いお年を~♪

※画像は(c)SCE


Tearaway ~はがれた世界の大冒険~

Tearaway ~はがれた世界の大冒険~

  • 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • メディア: Video Game



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