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艦隊これくしょん~艦これ~(DMM・角川ゲームス) [パソコン]

本作の付録が付いたコンピュータ雑誌があっという間に売り切れたり、
SCEのカンファレンスで本作のキャラクターがチラッと出ただけで
話題になってしまったりする
現在、人気沸騰中のゲームです。

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基本無料(F2P)のソーシャルゲームと聞くと、
いや~な気分になるゲーマーも少なくないと思われます。
ゲーム性皆無のくせに射幸心をやたら煽って
サービスが終了したら消え失せてしまう
ただのデジタルデータに金をつぎ込ませる・・・みたいに。

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パッケージされたゲームも
追加有料ダウンロードコンテンツが多く
それが早いリリースだったりすると
ボロカスに叩かれてしまう現在。
課金がメインのソシャゲなんて
目の敵みたいなもんです。

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しかしながら、
このゲームってソシャゲであるにもかかわらず、
あまり叩かれないんですよね。

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それがなぜかというのは
たいていの場合なかなか分からないものなのですけれど、
本作の場合わかりやすいんです、これが。
収益の肝であり嫌われるポイントでもある課金の仕方が、
プレイヤーに心配されるくらいあざとくないからなんです。
あとトラブル時の一所懸命さ漂う運営の姿勢、
この辺りも
トラブってるのに憎めない雰囲気を醸し出しています。

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というわけで
どんなゲームかの説明に入ります。
艦隊これくしょんというタイトルからも見当が付くように、
軍艦をコレクションして艦隊を編成するという
育成要素のあるシミュレーションゲームです。

その艦船は日本軍の実在した艦名が付けられているのですけども、
艦船の姿は擬人化、というか美少女化されており、
今のご時世に海戦ごっこかよ・・・けしからん
などと思わせたりしない(思うのが大人げなく思えてしまう)
女の子だけの運動会みたいなキャピキャピ(死語?)した
明るい空気にしてしまっています。
そもそもそうじゃなければ
ただのマニアックなゲームで終わっていたでしょう。
なお
敵は連合国軍などではなく、
エイリアンのような異形の者たちで
4×4で16ある海域に編成した艦隊で出撃し、
彼女らを指揮して(提督となって)敵艦隊と戦います。

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話は変わって
ソシャゲが嫌われやすい大きな原因に
ガチャがあります。
現実にあるガチャガチャ(ガチャポン)同様
決められた額を入れて回すと
カードやらが出てくるという仕組みで、
そのカードにレア度(希少価値)の差を付けて
レア度の高い物は滅多に出ない(持ってると誇れる)、
一回の額が高いガチャだとそれが出やすい・・・
といったやり方で重課金プレイヤーを産む、
多数のプレイヤーが遊ぶソーシャルなゲームだからこその
人間心理をうまく突いた、
ちょっとした打ち出の小槌のようなシステムです。

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実のところ
この艦これにもガチャ的な物はありまして、
艦娘(艦船)、いわゆる艦むすをつくる建造と
その艦むすに装備させるアイテムを作る開発が
それに該当します。
両方とも資源(燃料・弾薬・鋼材・ボーキサイト)を
任意の量だけ投入して行い、
その資源は課金(DMMポイント)で入手できます。
なんですが、
資源は時間が経つと勝手に増えていくうえに
主力以外の艦隊を遠征に出す事などでも得られるため、
急いでゲットしたい場合で無い限り
課金する必要がないんですよね。
しかも大多数のソシャゲでは当たり前の
それでしか出ないカードがある課金専用ガチャが無く、
どんなレアな艦むす、アイテムでも
無課金で入手することができる(イベントのものは後日)という
今までの常識ではあり得ないつくりになっているのです。

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しかも艦むすに至っては
出撃で敵に勝利した際に出るドロップでも得ることができ、
これでレアの上(ホロ)まで出るという親切さ。
好感度が高いのは当然なのかも知れません。

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そんなわけでヒットしているのに
ゲーム単体で収益をあげられるのだろうかと
プレイヤーに思わせてしまう変わり種のゲーム、艦これ。
今後心配なのは
日本軍の艦船には限りがあること。
出撃エリアも期間限定ものを除くと16地域で
自分も4-4まで来てしまっているように
ひと月からふた月くらいで制覇できること。
そこに来たときに燃え尽き感や閉塞感を覚えてしまうと
プレイヤーが離れていってしまうのでは・・・というところです。
友軍艦隊とか追加されそうな要素はあるのですけど。

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ソシャゲといえばスマホ(つまりお手軽プレイ)みたいな時代に
パソコンでしか遊べないゲームでありながら
これだけの人気を博しているという本作の存在は、
今後のソシャゲ業界の動向にも影響していくでしょう。

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※画像は(c)DMM/角川ゲームス


艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-

艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
  • 発売日: 2013/10/18
  • メディア: 単行本



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