キキトリック(任天堂) [Wii]
その昔、
ネイティブの発音をカタカナ読みに直そうとする
クイントリックスというテレビのCMがありました。
この『キキトリック』も
聞き取りづらい言葉を
うまく聞き取ろうという趣旨のゲームです。
(イメージキャラクターのノイズ君)
そういう意味では
DSで出た『眼力トレーニング』的な効能
(聴き取り力アップ)もありそうな
作品ではありますけれど、
そういう実用的な部分は前面に出さず
エンターテイメント性を押し出しているぶん
作業にならず楽しめる作品でした。
ゲームの構成は大きく分けて
「ノイズ君となかまたち」
「ミミプロ」
「ききとりバトル」
加えておまけ風な
「音グッズ」があり、
このうち「ききとりバトル」は
かるた+ミミプロの対戦モードとなっています。
まず一人専用である
「ノイズ君となかまたち」。
これは
マイクに息を吹きかけながら話しているかのような
ノイジーな声のノイズ君をはじめ、
ぶつ切りシマシマ声のゼブラさん、
スクラッチのようなゆらめいた声のマダムなど
普通じゃない声のなかまたちと
会話のやり取りをするモードです。
最初はたいていの場合
何を言っているのかちんぷんかんぷんなのですけども、
繰り返し聞いているうちに
だんだんコツがつかめてくるというか
慣れてくるんですよね。
まさに自分でもわかるという感じです。
外国語の聞き取りにも相通ずるような。
そうすると
俄然楽しくなってきます。
(十三は梅田の隣!)
一方「ミミプロ」は、
売店の売り子やインタビューア、
幼稚園の先生など
聞くプロであるミミプロさんたちになり、
それぞれのシチュエーションで
聞き取りにチャレンジするというもので、
売り子さんの場合、
駅なら電車や雨の音が混じる中、
スタジアムならアナウンスや応援の中、
美術館ならひそひそ声を
それぞれ聞き分けて
言われた商品を渡さねばなりません。
聞き返すこともできますが、
高スコアを出すためには
早めに客をさばくことが求められます。
これが手を変え品を変えで飽きさせません。
とまあ
なかなか面白いゲームであります。
ただ
発売前から思っていた
面白くても売れなさそう・・・という予感が
的中してしまったのは残念でした。
先日紹介した『安藤ケンサク』が
商業的に成功とは言い難い結果だったことで
こうなる事はある程度見えていたと思うのですけど。
『なかまたち編』
『ミミプロ編』
『バトル編』
みたいに分けてWiiウェアにしてくれてたら・・・
と思わずにはおれません。
※画像は(c)任天堂
ネイティブの発音をカタカナ読みに直そうとする
クイントリックスというテレビのCMがありました。
この『キキトリック』も
聞き取りづらい言葉を
うまく聞き取ろうという趣旨のゲームです。
(イメージキャラクターのノイズ君)
そういう意味では
DSで出た『眼力トレーニング』的な効能
(聴き取り力アップ)もありそうな
作品ではありますけれど、
そういう実用的な部分は前面に出さず
エンターテイメント性を押し出しているぶん
作業にならず楽しめる作品でした。
ゲームの構成は大きく分けて
「ノイズ君となかまたち」
「ミミプロ」
「ききとりバトル」
加えておまけ風な
「音グッズ」があり、
このうち「ききとりバトル」は
かるた+ミミプロの対戦モードとなっています。
まず一人専用である
「ノイズ君となかまたち」。
これは
マイクに息を吹きかけながら話しているかのような
ノイジーな声のノイズ君をはじめ、
ぶつ切りシマシマ声のゼブラさん、
スクラッチのようなゆらめいた声のマダムなど
普通じゃない声のなかまたちと
会話のやり取りをするモードです。
最初はたいていの場合
何を言っているのかちんぷんかんぷんなのですけども、
繰り返し聞いているうちに
だんだんコツがつかめてくるというか
慣れてくるんですよね。
まさに自分でもわかるという感じです。
外国語の聞き取りにも相通ずるような。
そうすると
俄然楽しくなってきます。
(十三は梅田の隣!)
一方「ミミプロ」は、
売店の売り子やインタビューア、
幼稚園の先生など
聞くプロであるミミプロさんたちになり、
それぞれのシチュエーションで
聞き取りにチャレンジするというもので、
売り子さんの場合、
駅なら電車や雨の音が混じる中、
スタジアムならアナウンスや応援の中、
美術館ならひそひそ声を
それぞれ聞き分けて
言われた商品を渡さねばなりません。
聞き返すこともできますが、
高スコアを出すためには
早めに客をさばくことが求められます。
これが手を変え品を変えで飽きさせません。
とまあ
なかなか面白いゲームであります。
ただ
発売前から思っていた
面白くても売れなさそう・・・という予感が
的中してしまったのは残念でした。
先日紹介した『安藤ケンサク』が
商業的に成功とは言い難い結果だったことで
こうなる事はある程度見えていたと思うのですけど。
『なかまたち編』
『ミミプロ編』
『バトル編』
みたいに分けてWiiウェアにしてくれてたら・・・
と思わずにはおれません。
※画像は(c)任天堂
タグ:キキトリック
こんにちは。
キキトリックは関心を持って見ていたタイトルなのですが
任天堂のハードで発売されるこの手のソフトって
あまりヒットしたものがない(リズム天国くらい)ですね~。
かつてのプレイステーションタイトルが持っていたような
カラーを感じるこのソフト(いわくこじゃれた感じ)は
任天堂の抱えるユーザー層の嗜好とは合致してないのかも。
遊べば絶対に楽しいだろうゲームが見向きもされないとか
ちょっと寂しいです。
ゲームって発売から何年経過していようとその楽しさは
不変だと思うので、キキトリックのような新しい試みのある
タイトルが再びフォーカスされることを願わずにはいられません。
私も探して来よう。
by kabejima (2012-10-12 12:10)
kabejimaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
確かに任天堂の熱心なファンたちは
自分たちが思っている「ゲームらしい」ゲームじゃないタイトル
(脳トレ含)には冷淡というか
ほとんど興味を持っていないように思います。
なので
脳トレほど非ゲーマー層に訴える物がない場合、
どうしても苦戦を強いられるんですよね。
過去ハードを見渡しても
そういう傾向はあるので、
それが続編・リメイク・関連作ばかり作らざるを得ないという
現状(好調な3DSや海外ですらその傾向あり)
につながっていったような気がします。
先細りは必然なのかなぁ・・・
by どらお (2012-10-12 21:29)