喧嘩番長4~一年戦争~(スパイク) [PSP]
第一作がプレイステーション2で登場し、
ハードをPSPに移して
現在もシリーズが(今のところ5まで)続く『喧嘩番長』の四作目です。
少年漫画誌では不可欠となったヤンキー漫画の
その舞台の中で活躍できるゲームだとは知っていたのですが、
現在のヤンキー漫画のルーツと言える「ビーバップハイスクール」こそ読んでいたものの
それ一作しかまともに読んでいなかったため
なかなか食指が動きませんでした。
が、
予想以上に面白いゲームでした。
さて、
不良界の頂点を目指すアクションアドベンチャーであるこのシリーズ。
本作では
他から一目置かれているエリート不良高校に入学した主人公が
学校に君臨する番長・阿久津を一年で(三年の番長が卒業するまでに)倒すことが
目標になっています。
(阿久津)
流れとしては
まずクラスでトップになり、
隣のクラスのトップも倒し、
学年のトップになって、
上級生である二年も超えてトップになり
最後に阿久津と勝負・・・という感じです。
(デフォルト名もあるが好きな名前に出来る)
(服屋などでゲットした衣装に着替えることも)
もちろんトップを目指すのは
学業やスポーツなどではなく
喧嘩であり、
3D格闘ゲームのようなアクションで
立ちふさがる敵やライバルを倒していきます。
一口に不良と言っても
この世界の不良たちは彼ら流の美学を持っており、
戦う相手にはあらかじめメンチを切る(にらみつける)必要があり、
そこで啖呵をきってはじめて戦闘が始まるのです。
(メンチは光線として表現・・・)
そんな中
不意打ちを食らわせたり
武器を所持して戦ったりすると
「シャバい奴」として評価を下げ、
ひどくなると仲間たちも相手にしてくれなくなってしまいます。
よく分からない序盤にグラウンドで拾った
テニスラケットを振り回して喜んでいたら、
結構シャバくなってて危ないところでした。
学校でトップを目指すストーリーではありますが
当然ながら生徒は学内に全員居るわけではなく、
町中にたむろしています。
で
エリアごとに分かれた地域を散策するのが
何とも味わい深いです。
(ちゃんと遮断機が下りて上下とも電車が通過する)
街にはコンビニなどのお店や自販機があり、
そこで回復アイテムを買ったり
(顔や体型以外の)外見を変えることもできます。
なぜかアサヒ飲料と餃子の王将は実名です。
主人公の所属する高校は
エリート不良高校だからか男子校なのですけれど、
それなりにロマンスも用意されており、
お嬢様学校のお嬢様や
イケイケ短大生、
小悪魔中学生と仲良くなることができます。
怪我をすると手当てしてくれる保健の先生も
恋愛イベントとまではいきませんが
バレンタインにチョコをくれたりします。
個人的に気に入った(お嬢様学校の)空手娘は
(仲間から一人携帯で呼び出せる)NPCキャラとして助太刀してくれるものの
残念ながらその手のイベントはありませんでした。
(共闘中。スカートの下のスパッツがいい感じ~おい)
とまあ
アドベンチャーゲームとしても面白いこの作品、
アクションがあるからなぁ・・・と苦手な方だと思ってしまいそうですが、
なんと難易度が三つから選べる上に
既に書いた助太刀システムや
かなり使える回復アイテムやドーピングアイテム、
そして普段ちゃんと過ごしていれば
一度や二度のミステイクではシャバくならないシステム故
強敵には木刀など武器持参で挑むこともでき、
かなり間口が広くなっています。
(イージーでハンディキャップマッチを一人で戦うのもなかなか)
最初は少なくて行くのが面倒なセーブポイントも
良さげな場所に居座っている生徒を排除することで得られる
たまり場を増やすことで同様に増え、
そのたまり場に拾ってきたオブジェを置くことで
麻雀ゲームを遊ぶことまでできるようになります。
この麻雀に勝つと点数に応じてチョコレートがもらえ、
神社にいる怪しいチンピラ(某プリンセスが一杯な人にうり二つ)に売って
現金化もすることも出来ます。
(家具運搬中・・・ちなみにテレビは見えない)
ただゲームクリアだけを目指すなら、
名もない雑魚キャラを倒してある程度レベルを上げ
最低限の生徒を倒して
イベントバトルだけをこなしていてもクリアは可能です。
が、
なかなか細かいところまで作りこまれているこの世界で遊んでいると
全生徒を倒したくなってくるから不思議です。
(交換したクリスマスプレゼントを着てる二人)
無理矢理長時間遊ばなきゃならないような仕掛けなんて作らなくとも
魅力のあるゲームを作っていれば
プレイヤーは勝手に長時間遊んでくれるんだよな・・・
と思わせてくれる作品でした。
(ちなみに とほほ どらお と読む)
※画像は(c)スパイク
ハードをPSPに移して
現在もシリーズが(今のところ5まで)続く『喧嘩番長』の四作目です。
少年漫画誌では不可欠となったヤンキー漫画の
その舞台の中で活躍できるゲームだとは知っていたのですが、
現在のヤンキー漫画のルーツと言える「ビーバップハイスクール」こそ読んでいたものの
それ一作しかまともに読んでいなかったため
なかなか食指が動きませんでした。
が、
予想以上に面白いゲームでした。
さて、
不良界の頂点を目指すアクションアドベンチャーであるこのシリーズ。
本作では
他から一目置かれているエリート不良高校に入学した主人公が
学校に君臨する番長・阿久津を一年で(三年の番長が卒業するまでに)倒すことが
目標になっています。
(阿久津)
流れとしては
まずクラスでトップになり、
隣のクラスのトップも倒し、
学年のトップになって、
上級生である二年も超えてトップになり
最後に阿久津と勝負・・・という感じです。
(デフォルト名もあるが好きな名前に出来る)
(服屋などでゲットした衣装に着替えることも)
もちろんトップを目指すのは
学業やスポーツなどではなく
喧嘩であり、
3D格闘ゲームのようなアクションで
立ちふさがる敵やライバルを倒していきます。
一口に不良と言っても
この世界の不良たちは彼ら流の美学を持っており、
戦う相手にはあらかじめメンチを切る(にらみつける)必要があり、
そこで啖呵をきってはじめて戦闘が始まるのです。
(メンチは光線として表現・・・)
そんな中
不意打ちを食らわせたり
武器を所持して戦ったりすると
「シャバい奴」として評価を下げ、
ひどくなると仲間たちも相手にしてくれなくなってしまいます。
よく分からない序盤にグラウンドで拾った
テニスラケットを振り回して喜んでいたら、
結構シャバくなってて危ないところでした。
学校でトップを目指すストーリーではありますが
当然ながら生徒は学内に全員居るわけではなく、
町中にたむろしています。
で
エリアごとに分かれた地域を散策するのが
何とも味わい深いです。
(ちゃんと遮断機が下りて上下とも電車が通過する)
街にはコンビニなどのお店や自販機があり、
そこで回復アイテムを買ったり
(顔や体型以外の)外見を変えることもできます。
なぜかアサヒ飲料と餃子の王将は実名です。
主人公の所属する高校は
エリート不良高校だからか男子校なのですけれど、
それなりにロマンスも用意されており、
お嬢様学校のお嬢様や
イケイケ短大生、
小悪魔中学生と仲良くなることができます。
怪我をすると手当てしてくれる保健の先生も
恋愛イベントとまではいきませんが
バレンタインにチョコをくれたりします。
個人的に気に入った(お嬢様学校の)空手娘は
(仲間から一人携帯で呼び出せる)NPCキャラとして助太刀してくれるものの
残念ながらその手のイベントはありませんでした。
(共闘中。スカートの下のスパッツがいい感じ~おい)
とまあ
アドベンチャーゲームとしても面白いこの作品、
アクションがあるからなぁ・・・と苦手な方だと思ってしまいそうですが、
なんと難易度が三つから選べる上に
既に書いた助太刀システムや
かなり使える回復アイテムやドーピングアイテム、
そして普段ちゃんと過ごしていれば
一度や二度のミステイクではシャバくならないシステム故
強敵には木刀など武器持参で挑むこともでき、
かなり間口が広くなっています。
(イージーでハンディキャップマッチを一人で戦うのもなかなか)
最初は少なくて行くのが面倒なセーブポイントも
良さげな場所に居座っている生徒を排除することで得られる
たまり場を増やすことで同様に増え、
そのたまり場に拾ってきたオブジェを置くことで
麻雀ゲームを遊ぶことまでできるようになります。
この麻雀に勝つと点数に応じてチョコレートがもらえ、
神社にいる怪しいチンピラ(某プリンセスが一杯な人にうり二つ)に売って
現金化もすることも出来ます。
(家具運搬中・・・ちなみにテレビは見えない)
ただゲームクリアだけを目指すなら、
名もない雑魚キャラを倒してある程度レベルを上げ
最低限の生徒を倒して
イベントバトルだけをこなしていてもクリアは可能です。
が、
なかなか細かいところまで作りこまれているこの世界で遊んでいると
全生徒を倒したくなってくるから不思議です。
(交換したクリスマスプレゼントを着てる二人)
無理矢理長時間遊ばなきゃならないような仕掛けなんて作らなくとも
魅力のあるゲームを作っていれば
プレイヤーは勝手に長時間遊んでくれるんだよな・・・
と思わせてくれる作品でした。
(ちなみに とほほ どらお と読む)
※画像は(c)スパイク
タグ:喧嘩番長4
こんにちは。
このシリーズは、全然注目していなかったのですが、
記事を読ませていただいて、
ちょっと興味が出て来ました。
シリーズ化されて続いているものには、
やはりそれなりの理由があるのだなと、
改めて感心しました。
名前の読み方、傑作です!
by setakemura (2011-06-17 08:11)
setakemuraさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうなんですよね、
背骨の部分はあまり変わってないのに
ストーリーと設定をいじる事で新作としてじゅうぶん楽しめる、
偉大なるマンネリ作品と言っていいんじゃないかと思います。
そういう意味では時代劇やヒーロー物に通じるような。
名前は名字をどうするかで悩みました~(笑)。
by どらお (2011-06-17 20:52)
どらおさんの記事を読ませていただくと、
喧嘩やチンピラに全く興味のない私でも、
面白そうなゲームだなぁ・・・と思わされます。
まじめな作りだとは思うのですが、ところどころ笑えますね。
にらみつけの光線とか、王将のおやじが丁寧にメニューを紹介
しているところとか、
トイレのシーンは連れションかと思いましたよ!!!(爆
怒羅男とは、ぴったりですねw
私だったら刑穢怒珈琲ってとこですかね。
by kncafe (2011-06-24 05:37)
kncafeさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そう思っていただけて幸いです。
基本がヤンキー漫画の世界なので
何をやっても
どこかしらコミカルになってしまうんじゃないかと思います。
友情・勇気・勝利と少年漫画的にデフォルメしているため
さわやか青春ストーリーのようですらあります。
ちなみにこの学校では
トイレにたむろしてる人間がそれぞれ3人は居るので
落ち着いて用は足せそうにありません(汗)。
名前は当て字のほうがヤンキーっぽくていいですよね♪
by どらお (2011-06-24 21:11)