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ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー(アミューズソフトエンタテインメント) [映画・ドラマ]

ゲームの映画化と聞くと
オールドゲーマーなら思わず眉をひそめるかも知れません。

ゲームのイメージをよく理解していない程度なら可愛い方で
世界観をぶち壊していたり、
悲しいまでに安っぽかったり(邦画に多い)、
全然似てなかったり(これはアニメでもあるから怖い)
会社を傾けたり(FF違い)
笑いのネタにされたり等々
ゲーム的には黒歴史みたいな作品が少なくなかったです。

中には
初期のバイオハザードやトゥームレイダーなど
頑張ってる物もあったんですけどね。

で、この映画。
スト2はヴァンダムで一度映画化した(しかも映画のゲーム化もした)のに
まだ懲りてなかったん・・・?とスルーしていましたが、
電車に乗り損なって入ったネットカフェの放映リストにあったので
何とはなしに観てみました。

結論としては・・・
許せるかな(何様)という感じでした。

相変わらず東洋の神秘みたいな演出とか
またかと思うこともいっぱいでしたけど、
作品世界を案外活かそうとしていたのは良かったです。

主人公チュンリーは
刑事だったゲームとは違いピアニストのお嬢ちゃんですが、
その父が悪の組織シャドルーに誘拐され
彼を連れ帰るべく更なる修行を求めて付いた師匠は
なんと元(ゲン。ゲームではストリートファイター1やZEROに登場)だったりして
ずっとこのシリーズを遊んでいる人としては
お、やるねぇと思ってしまったのでした。

そんな元もゲームよりうんと若い(しかもナンちゃん風味で大活躍)ですし
悪の頭目・ベガの子分はバイソンとバルログだけ、
バイソンに至っては火器と馬鹿力で戦うという
ストリートファイターの風上にも置けない奴だったうえに、
バルログの仮面は不細工だから(ゲームでは美形だから傷つかないため)、
最強の敵であるベガは体術(正拳突きなど)しか使わない、
他に出てくるゲームキャラはナッシュだけ(しかも刑事)と
よくよく考えてみると何だかなという映画でした(笑)。

ただ
ゲームで必殺技だったスピニングバードキックは
周囲を複数の敵に囲まれたときに繰り出すなど
なるほどと思わせる演出もあり、
ゲームの映画化作品としては悪くないか
という印象につながったんだと思います。

そうそう、
元々スト2のバイソンは
モデルがマイク・タイソンとまるわかりなボクサーだったこともあって
海外版ではベガとバイソンの名前が逆になっていた
(ゲーセンで大人気の頃はそのバージョンも出回っていた)
のですが、
この映画では
海外上映版と日本版で二回当該部分の台詞を撮影したようで
ちゃんとボスの名前もベガになっており、
その辺りの姿勢は好感度アップに貢献していました。
ちなみに
吹き替え版はタレントばかりでふざけた感じです。

言い忘れてましたが
主演のクリスティン・クルックは(あまり東洋っぽくないルックスなのはさておき)
華奢だけどアクションも頑張っててかわいらしかったです。

まあ
自分は原作に思い入れがあったので
何だかんだ言いつつ楽しめましたけど、
そうじゃない人に勧められるかといえば・・・
あまりお勧めできないです(笑)。


ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



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