ピンキーストリート キラキラ☆ミュージックナイト（ディンプル）

従来のような服の着せ替えではなく
髪、顔、衣装付き胴体などのパーツを付け替えることで
着せ替え人形的コーディネイトを楽しむという
ピンキーストリートという女の子以外にもヒットした人形がありまして、
本作はそれを元にしたキャラゲーであり、
しかも以前に発売された前作「キラキラ☆ミュージックアワー」の
主人公とライバルの関係を逆転させたという、
ある意味自分が嫌いな
キャラゲー＆データ差し替え作品ではあるのですが、
前作は遊んでないし新品で安かったし、
ま、いっか・・・と買ったのでした。

内容は前作で敗れ去った主人公イービルが、
前作の主人公打倒のために
また都内（をもじった）各地を転戦し、
ライバル達としのぎを削っていく音ゲーでして、
一応ダンスアクション勝負って事なのですけど、
普通に音ゲーだと思って差し支えないと思います。
で、DSで音ゲーってどうやるの？って事なんですが、
これが通常時は普通に持ってる本体を
音ゲー時に縦に持ち替え、
三段に分かれた入力エリアをタイミング良くタッチしたり
スクラッチして遊ぶようになっています。
これが結構直感的で遊びやすく、
音ゲーが得意じゃなくても大丈夫な気がしました。
なおタイミング良く押せばポイントは上がるのですが、
目的は相手に勝つことなので、
スクラッチによるパフォーマンスを上手く展開しないと
高得点でも負けたりするのがなかなか熱かったです。
で、勝敗にかかわらずお金は入るのですが、
これを貯めて買うのは結構時間がかかる上に
レア衣装なんてのもあるので、
勝つと貰える宝箱の方が重要だったりします。
これも高得点で勝った方が良い物が出やすいので、
何度も対戦してしまう中毒性を醸し出しています。
そうやって集めた衣装やグッズは本拠で着せ替えが出来まして、
着せ替えした後はその格好で戦ってくれるので
二度楽しめる感じでした。
ちなみに画面写真を見た感じではしょぼいグラフィックですけれど、
これが動くと全然悪くなかったりします。

ストーリーもばいきんまんを主役にしたようなものですが
ライバルの視点で見ると前作のプッチが悪役に見えてくるから不思議です。
このいけ好かないカマトトぶりっ子めが～と思いながら遊ぶのも
なかなかにおつな味でした。

音ゲーの肝である音楽も、
目黒＝クラシック、渋谷＝パラパラ、秋葉原＝アニメ・テクノ、下北沢＝ロック、
表参道＝ポップス、恵比寿＝ヒップホップ、新橋＝レトロ
といったように上手く色分けされており、
それぞれの味があって良かったです。
ちなみに前作とは曲も一新されているので、
よくある完全版商法などよりはるかに良心的ではあると
肩を持っておきます（笑）。

単なるキャラチェンジ商法と敬遠されたのか、
結構安値になっちゃってますけど、
そんな値段で買って悪かったかなと思える作品でしたよ。

（毎日ゲームクエストに投稿したものです）

ピンキーストリート キラキラ☆ミュージックナイト(初回限定版:イービル ピンキーフィギュア同梱)

• 出版社/メーカー: ディンプル
• メディア: Video Game

ピンキーストリート キラキラ☆ミュージックナイト(通常版)

• 出版社/メーカー: ディンプル
• メディア: Video Game

コメント 2

ライバルキャラとはいえ、名前がイービルって……
バイキンマンと同じ、悪の星の下に生まれているのですね。
にしても、想定以上に出来良さそうですね。
まぁ、最近のキャラゲーは大手開発が名前出さずに作ってることもあるので
昔に比べて、出来が良いとは思うのですが全てはそうとは限りませんからねー。
ともあれ、ピンキーストリートのキャラは好きなので
ワゴンで見つけたら、ちょっと遊んでみたいものです。
by 湯沢原 (2008-03-02 16:24) 

湯沢原さん、コメントありがとうございます。
善玉の方はプッチって言うんですけどね・・・（汗）。
シナリオやテキストのノリは好き嫌いが有りそうですが
ほんとゲーム性としては面白かったです。
ただ変な性格にされてるキャラが数名居るので
贔屓のキャラがそれだとガッカリする事もあると思われます。
それから、
キャラゲーって同じキャラを扱った同時期の物ですら
結構出来にばらつきがあったりするので
まだまだ発売すぐに飛びつきたいジャンルとはなってないですね。
今の調子だとワゴンも遠く無さそうですけど
これは拾い物だと思える作品ですよ～
by どらお (2008-03-03 01:06)