L.O.L ラック・オブ・ラブ(アスキー) [ドリームキャスト]
MoonやUFOで知られ、
3社に分裂後も熱心なファンが多い、
ラブデリック制作のRPG風アドベンチャーです。
既存のゲームと違う切り口を模索している感のあった会社だけに、
本作も独特の味わいがあるのですが、
中でも、台詞やテキストの一掃という試みは、
もっと評価されても良かった気がします。
厳密には仲間の説明など一部でテキストはありますけれども、
ゲーム本編では仕草や音などで全てを表現しており、
かなり、只者でない雰囲気を漂わせていました。
その分、難易度も高く、
投げ出したくなる事も多かったですが、
先を見たくなる魅力や、難関をクリアした爽快感が相まって、
続ける事が出来ました。
あと、元々メッセージ性の強い作風のラブデリックですから、
本作も無言ながら強烈に伝わってくるものがあります。
プランクトン大から脱皮により大きくなっていく主人公と、
人類移住計画の先鋒として惑星にやって来た開発ロボットの生き様を通して、
大きな意味での愛を考えさせられる内容となっていました。
ちなみに、音楽がドリキャスの起動音でも知られる坂本氏だったのですが、
そちらでも話題にならなくて残念でした。
moonにハマってた頃、ラブデリクのHPを見てLOLというゲームを製作してるというのは知ってましたが、ドリームキャストで発売されてたんですねー。知りませんでした。
HPではいかにも「大作作ってます!」って感じだったんですが。
「シェンムー」とか「クーロンズゲート」とか「マザー3」のように、製作者側の気合が空回りした作品という印象を受けます。
by (2007-03-04 00:27)
イチリョーさん、コメント有難うございます。
大作と言いつつ、ドリキャスで出すのが謎ですね(汗)
確かに、構えすぎて不完全燃焼という一面もありますね。
ただ、大上段に振りかぶって尻餅をつくような作品や、
壮大すぎる設定をまとめきれない物も多い中、
なんとか形にしたのは立派だと思いました~
by どらお (2007-03-04 12:40)