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信長の野望・嵐世記(コーエー) [Xbox]

 信長の野望の(感想を書いた当時)新作、嵐世紀。マンネリ寸前のシリーズ物であるにもかかわらず(であるからか)、本作では思い切った変更がなされています。
 
 まず、一人プレイ専用になりました。それで友人ともどもショックを受けました。いや、多人数プレイは需要が少なかっただろうと思います。なにせ、ものすごく時間がかかりますし。でも、これまでの作品では、一度は数ヶ月かけて(月一くらいのペースで)対戦していたので残念でした。前回足利氏で安藤氏(元斉藤氏)に敗れた雪辱戦を期していたのに何てこったい、という気分でした。

 もう一つ大きな変更点として、戦闘のリアルタイム化があります。最初は面喰らいました。しかし、スピードの変更や一時停止ができるので、じきに慣れます。ただ、混戦の際に目当ての武将を探すのが結構大変で、敵将が鉄甲船に逃げ込んだ(こうなるとお手上げ)なんて事が何度かありました。
 それから、このシステムになったことで、同じ国内にある第三勢力が乱戦に乗じて城を横取りするなんて事が平気で起こるようになり、戦力差があっても気が抜けなくなりました。

 更に、諸勢力の存在も新要素と言っていいでしょう。各国の国人衆、一向宗等の宗教勢力、伊賀・甲賀などの忍びの里、屋代島等の水軍、堺などの自治都市、そして朝廷があり、彼らとの付き合い方一つで天下統一の道のりがなだらかにも険しくもなります。特に、国人や寺社との関係を損ねて自国内で蜂起されるとかなりやっかいです。 その場合、親玉と似た名のオリジナル武将が何人も出てくるので、手薄な国だと落とされます。その後取り戻すのも一苦労です。上杉家で南越後を獲られた際は大変でした。
 それ以外でも、水軍と仲良くすることで貿易や海賊行為をさせたり、商人と友好を深めることで自国まで来させたり、検地で国人衆の土地を切り取ったりなんてこともできるので、確実にゲームの幅が広がりました。

 最後に少し気になったことを挙げると、女性が多すぎるうえに強すぎます。設定でオリジナルの姫が出てこないようにはできますが、豊臣淀(淀君)が戦場で「わが槍は天下無双」などと言っているのを見たりするとトホホという気分になりました。
 あと、忍者にも女忍者がいるので警戒中の女武将と対決、なんて場面もあります。某三国志ゲームのジュリアナ姉ちゃん(古い例えで失礼)程ではないですが、そこはかとなくイロモノ臭を感じてしまいました。
 
 話は変わりますが、信長の野望は結構流行に敏感でして、過去にも前田慶次や大祝鶴(小説や漫画になった)が入ったりしていましたが、本作では(発売前に大河ドラマになっていた)前田利家の顔が唐沢氏っぽくなっています。ちなみに、PCのパワーアップキット部分はシナリオ(関ヶ原前夜など)のみ追加されています。

 Xboxであることの感想としては、ハードディスクでのセーブは実に快適でした。コーエーのゲームはパソコンで遊ぶ人が多いので、ウリというには弱いですけどね。COMの思考が早いのはテンポが良くなるのでお勧めポイントといえるでしょう。
 なお、PS2版は遊んでいないので、PS2の方が遅いと言っている訳ではないので悪しからず。

(毎日ゲームクエストに投稿した物です)

信長の野望・嵐世記 (Xbox)

信長の野望・嵐世記 (Xbox)

  • 出版社/メーカー: コーエー
  • 発売日: 2002/02/22
  • メディア: ビデオゲーム


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