クリックメディック(SME) [プレイステーション]
ゲームフリークと田尻氏と言えば、今ではポケモン抜きでは語れない存在になってしまいましたが、それ以外にもキラリと光る作品を数多く作っています。
いきなり父親の献体承諾書?に自分の名前を打ち込んでスタートするこのお話、父の命を奪った新型ウィルスから人々を守るために医師となった青年となり、患者を救っていきます。
ただ普通の治療と違うのは、新型ウィルス(バクルス)に対抗できるのがバクルスだけ(毒をもって毒を制す)なので、極力ピンポイントで攻撃せねばならず、ミクロの決死圏のごとく、みずから患部に向かわねばならない、ということです。
よく失敗した時に「いい勉強になった」と前向きにとらえようとしたりしますが、医療の場合そうは言ってられないと痛感させられます。治療に失敗すると大病院に搬送される(死にはしない)のですが、その後味の悪いことと言ったら・・・。医師には強い心も必要なんだと思いました。
それから、舞台の医院は自分と看護婦、VBエンジニアのいわゆる3ちゃん経営(ぼくちゃん、お姉ちゃん2人・・・)なんですが、途中で何らかの基準を満たすと、お姉ちゃん達の声色がフレンドリーになってくるんですよね。同じ事を言っていても、「何を致しましょう?(ウフン)」てな感じ、楽しいです。
あと、バクルスを実験室で強化できるのですが、強いものほど毒性が強く患者の回復が遅れるので、ほどほどの強さで展開の速いものを作るようにしていました。ただ、この部分のシステムがもう一つで、間違って何個か消えてしまいました。
システム面の不備などがなければ、かなり面白い良作だと思うのですが、惜しいですね。
ちなみに、キャラクターは杉森氏っぽい画風ですが違う方です。
(毎日ゲームクエストに投稿した物を再構成しました)
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